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添乗員ブログ

2011年07月05日

「オーストリアのカフェで至福の時を…」 土田秀樹

とっておきの話
お気に入りのコーヒーをみつけて
世界中どこへ行ってもコーヒーが飲める今。コーヒーの味にはうるさいと、自分で勝手に思っている私は、どこの国のコーヒーが美味しいかと問われれば、日本、スペイン、そしてオーストリアをあげるでしょう。アラビア半島から始まり、オスマントルコを経て、ヨーロッパで最も早くコーヒーの飲用が習慣化したのが、ハプスブルク帝国の都、ウィーンだったとのことです。
伝統だけでなく、やはり水が良いのもおいしいコーヒーが飲める理由のひとつではないかと思いますが、すべてのカフェでというわけではないのですが、コーヒーを頼むと水がついてくるというのも日本と似ています。しかし、日本のように客がテーブルにつくと、最初に水を持ってきて「ご注文は?」でなく、頼んだ品と一緒にグラスの水を小さなトレーにのせて持ってきて、そのままテーブルにおいていきます。これがなんとなくエレガントな気分にさせてくれます。最近は、セルフサービスや、立ち飲みのバーカウンター形式のカフェも増えていますが、できるだけ時間をとって給仕の人がサービスしてくれるカフェを楽しんでみてください。

アインシュぺナーとメランジェ

オーストリアのコーヒーも、深入りで細かく引いたヨーロピアンスタイルになります。濃い中でも他の国と比べると、少しまろやかな味がするような気が私にはします。生クリームを入れて飲む「アインシュぺナー」というのを日本では「ウィンナーコーヒー」と呼んでいて、ウィーンでは皆このコーヒーを飲んでいるのかと行く前は思っていましたが、実際見ていると、これを飲んでいる人はあまり見かけません。種類はたくさんあって、最近はイタリア風のエスプレッソとかカプチーノという呼び方もはびこっていますが、一般的によく飲まれているのは、「ブラウナー」でしょう。何のことはないミルク付きコーヒーです。最初からコーヒーにミルクが入っている場合もありますが、通常ミルクは別の小さなグラスやピッチャーにはいって出てきます。この方が、飲みながらミルクの量を加減できるのがいいですね。泡立てたミルクが入っているのはメランジェ。コーヒー自体も小(クライナー)と大(グロッサー)があります。
甘いものも一緒に
さて、カフェといえば飲み物を飲むだけでなく、簡単な食事ができたり、トルテ(ケーキ)などのお菓子が食べられたりもするのですが、やはりオーストリアのカフェに行ったらおいしいトルテを食べたい、という方も多いでしょう。扱っているトルテの種類が多いのはなんと言っても、お菓子屋が併設するカフェです。私は、あちこち食べ歩いて比べているわけではないので、どこの何々がおいしいとおすすめできる資格はありませんが、ウィーンのザッハーやデーメルは、日本人が多すぎてちょっと・・・、という方には、インペリアルホテルをおすすめします。

ザッハートルテ

「そんなお高いところを」とおっしゃるかもしれませんが、値段もスタッフの態度もそれほどではありません。インペリアルトルテもお薦めです。どうしてもザッハートルテを食べたいという方で、ザルツブルクにも行かれる方には、ザルツブルクのホテルザッハーのカフェに行かれることをお薦めします。そのときにもよると思いますが、空いていてじっくり味わうことができるはずです。

インペリアルトルテ

いずれにしても、カフェに入るときは、外からその雰囲気をよく眺め、ショーケースに並ぶお菓子をよく見てから決めてください。サービスはゆっくりですが、せかせかせずにのんびりと至福の時を楽しんでいただきたいものです。
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