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添乗員による最新の添乗報告

添乗員ブログ

2011年12月16日

ロシア4大美術館の旅 8日間

少し古い話になってしまいますが…、10月にサブの添乗員として、「ロシア4大美術館を巡る旅 8日間」
に随行してきました!
このツアーでは、モスクワのトレチャコフ美術館・プーシキン美術館、サンクト・ペテルブルグのエルミタージュ美術館・ロシア美術館の合計4つの美術館を巡りました。珠玉の名画を学芸員の方の解説を聞きながら、ゆったりじっくり鑑賞することができました!

*モスクワ

・トレチャコフ美術館

1856年に開設され、4500以上のイコンを始め、11世紀から現代に至る10万点のロシア美術が収蔵されている、モスクワのロシア国立トレチャコフ美術館。その所蔵作品の中でも、19世紀後半から20世紀初頭にかけてのロシア美術の作品は、創始者トレチャコフが熱心に収集した同時代の作家の傑作が揃っています。

ロシア美術の傑作ぞろいのトレチャコフ美術館ですが、その中でも特に人気が高いのがこの2作品です!

*イワン・クラムスコイ 《忘れえぬ女(ひと)》 1883年
ロシアのモナリザともいわれているクラムスコイの傑作。別名「見知らぬ女(人)」と呼ばれており、モデルに関する記録はほとんど残されていません。それがかえって私たちの想像力を刺激するのかもしれませんね。見ているこちらの心の内を見透かすようなまなざしが印象的です。

*アンドレー・ルブリョフ 《三位一体》  1420年代
15世紀のロシアの修道士であり、イコン画家でもあるルブリョフの最も有名なイコン。正教会では、ルブリョフを聖人とし、このルブリョフの図像を三位一体の唯一正当な聖像として認めています。

トレチャコフ美術館外観

日本ではあまりなじみのないイコンとロシア美術ですが、上の2作品以外にも魅力的な作品がまだまだたくさんあります。モスクワに行かれる際は、ぜひ足を運んでみてください!

・プーシキン美術館

プーシキン美術館は、ロシア帝国末期の実業家であり大収集家でもある、イヴァン・モロゾフとセルゲイ・シチューキンによる西洋近代絵画の500点近いという膨大且つ秀逸なコレクションがあることで有名です。

*ルノワール 《女優ジャンヌ・サマリーの肖像》 1877年
ルノワールの肖像画の中でも最高傑作との呼び声高い作品。ジャンヌ・サマリーは、コメディー・フランセーズの花形女優で、1870年代後半のルノワールのお気に入りのモデルでした。20歳になったばかりのサマリーの愛らしい表情が印象的で、ピンクを基調とした画面には、「幸福の画家」ルノワールを象徴するような幸福感が漂っていて、見ているこちらまでハッピーな気持ちになるかわいらしい作品でした。

もちろんモスクワでは、有名なクレムリンや赤の広場、聖ワシリー聖堂なども見て回りました。

*聖ワシリー聖堂(1551~1560年)
ロシアと言えば、この建物を連想される方も多いのではないでしょうか??全てが異なるデザインの7つの塔を持つこの大聖堂は、1990年にユネスコの世界遺産に登録されています。実際に間近で見ると、そのカラフルで独特な美しさに私も圧倒されました。この大聖堂には、そのあまりの美しさゆえ、完成後イヴァン4世はこれより美しい建造物が建てられることを恐れ、設計者ポスニク・ヤーコブレフを失明させたという伝説まで残されているんです!

つづいて、サンクト・ペテルブルクでは・・・

まず、言わずと知れた世界屈指の美術館、エルミタージュ美術館を訪れました。
ルーブル美術館、大英博物館と並んで、世界3大美術館のひとつに数えられるエルミタージュ美術館。女帝エカテリーナ二世が、自ら買い集めた絵画コレクションを宮殿内ギャラリーに展示したことを発端に、今日では所蔵作品300万点を超える世界最大級の規模を誇る美術館となっています。パリのルーブル美術館の30万点、ニューヨークのメトロポリタン美術館の200万点に比べると、圧倒的な所蔵作品の多さがうかがえます。

*エルミタージュ外観・大使の階段
  

*ティツィアーノ《ダナエ》1553~54年
ギリシャ神話のエピソードで、アルゴス王アクリシオスに青銅の部屋に閉じこめられた娘ダナエのもとに、黄金の雨に姿を変えたゼウス(ユピテル)が訪れたシーンが描かれています。

同じ題材でレンブラントも作品を残しています。 レンブラント《ダナエ》1636年

巨匠の二つの作品を見比べてみるのも面白いかもしれません。

・ロシア美術館

世界有数のコレクションを誇る美術館で、所蔵作品は37万点を超え、そのコレクションは年々増大しているそうです。また、本館に使用されているミハイロフスキー宮殿は、ロシア新古典主義建築の傑作として知られています。

15世紀のイコン、《ノヴゴロドの聖ゲオルギー(ゲオルギウス)》
聖ゲオルギウスはモスクワの守護聖人でロシア帝国の国旗にも描かれています。

今回のツアーでは、8日間でじっくりロシアを代表する4つの美術館を巡りました。ここではご紹介できませんでしたが、ロシアにはまだまだたくさんの名画や壮麗な建築があります。ぜひ、一度ロシアへ足を運んでその魅力に触れてみてください!

ロシアへの旅では、来年エルミタージュを3度訪ねる「エルミタージュを深く知る旅 9日間」を予定しています。

(東京・海外旅行部 坂本 眞里衣)

この記事の投稿者 坂本眞里衣