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添乗員による最新の添乗報告

添乗員ブログ

2013年02月05日

大正浪漫の銀山温泉と最上川雪見船  添乗員: 西郷 紗理

東北新幹線・大石田駅から約40分。
送迎車を降りると、そこは浪漫あふれる大正時代への入り口でした。

真っ白な雪に空の藍色が映り始めたころ、ガス灯にひとつ、またひとつと灯る温かい光。
氷点下の気温にもかかわらず心が温かくなる景色。
幻想的なのになぜか懐かしく、でもどこか切ないこの温泉街に私はすぐ魅了されてしまいました。

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能登屋旅館外観                銀山温泉街

ここは山形県尾花沢市、銀山温泉。
全国でも有数の豪雪地帯でも知られるこの地は、江戸時代、三大銀山のひとつであった延沢銀山の湯治場として栄えたのが始まりでした。
大正初期に温泉街として整備されてから現在まで古きよき時代の面影を残す温泉街として、全国から温泉通の人々から人気を集めています。

私たちツアーの一行が宿泊した能登屋旅館は、温泉街ができた明治25年から続く老舗旅館。
大正10年に建てられた本館は国の登録文化財にも指定され、目の前まで来ると望楼付木造多層建築の迫力に圧倒されます。
また今回は雪の季節だったため、望楼に積もる雪や軒下にできる立派なツララなどがより一層の趣を演出していました。

中に入ると宿のスタッフの方が温かいお茶を用意して待っていてくれました。

そしてこの旅館、外観もさることながら中も素敵なんです。
飴色に光る階段を上っていくと、シャンデリアが優しい光を放つ素敵な談話室が。
そこからは銀山川と温泉街が一望できます。
テーブルに置かれた盆栽や花瓶、木でできた窓枠などそこにある調度品のすべてが大正のモダンレトロの雰囲気にぴったりでした。

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旅館内部

雪国にぴったりの熱めの温泉でゆったりしたあとは、宿自慢の夕食へ。
地元の尾花沢牛のしゃぶしゃぶや鯉の甘露煮、鱈どんがら汁など地元食材を上手に調理した多彩な料理はお客様も私も大満足でした。

また、最後になると宿の仲居さんたちが尾花沢名物・花笠踊りを実演してくれます。
有名な山形の花笠踊りは、実はここ尾花沢が発祥の地。
夏季には温泉街で毎晩花笠踊りをやっているそうですが、今回は特別に夕食の大広間で披露してくださいました。
華やかな笠がくるくるとまわり、お客様と踊り子が掛け声をかけ合って大いに盛り上がりました。

そんな素敵な宿・能登屋さんに別れを告げて、2日目に訪れたのはこのツアーもう一つの目玉、雪見船での最上川川下り。
急流で知られる最上川ですが、こたつでぬくぬくしながらのゆったりとした船旅となりました。

『・・・
酒田さ行ぐさげ達者でろちゃ(ヨイトコラサノセー)
流行風邪などひかねよに
(エエヤ エーエヤ エーエ エーエヤ エード ヨーエ サノ マッガショ
エンヤコラマーガセー)
股大根の塩汁煮塩しょぱくてくらわんにゃえちゃ
・・・                                 』

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船頭の荒川さん

船頭の荒川さんはとってもおちゃめな人でした。
有名な最上川舟唄などたくさんの民謡をうたいつつも、その合間合間に訛りの強い山形弁で面白い話をまじえての案内のおかげでお客様も私も笑いっぱなしの小1時間でした。
そして川下りの最後に歌ってくれたのは、なんと舟唄英語バージョン!!
ただ山形弁の訛りが強すぎて日本語バージョンも歌詞の内容がわからなかった私は英語と日本語の違いがよく聞きとれず、リスニング力のなさを痛感したのでした…。

こうして雪国の冬満喫の2日間はあっという間に終わります。
みなさんも一度は冬の山形を訪れてみてはいかがでしょうか?

[関連ツアー] No1274 大正浪漫の銀山温泉と最上川雪見船

東京支店 西郷 紗理