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添乗員ブログ

2012年07月30日

旅なかま8月号 海外旅行部 部長(鹿野 真澄)より とっておき現地レポート すごいぞ! トルコ ~世界遺産級がゴロゴロ~

〔本稿は会員誌『旅なかま』2012年8月号に掲載されたものです〕
ご新規のお客様には見本誌を無料でお送り致しますので、こちらのフォームからお申込みください。その際、「旅なかま8月号希望」とご記入下さい。なお、部数に限りがございますので、お早めにお申込みください。

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 世界遺産とは、ユネスコが認定した「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づいて登録された遺跡、景観、自然など人類が共有すべき「顕著な普遍的価値」をもつ物件のことですが、現在トルコには世界遺産が12ヵ所しかありません。トルコを歩けば気づくことですが、膨大な数の遺跡が残り、まだ環境が整備されなかったり、発掘中であったりで、まだその実態はよく知られていません。世界遺産が最も多い国イタリア(47ヶ所)に匹敵する遺産があり、トルコを知れば人類の曙から世界に君臨したオスマントルコに至る世界史を辿るような思いを強くするはずです。

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 今回、私はトルコ南東部のマラテヤ州とシャンルウルファ州の観光視察目的で現地を訪れました。6月上旬、日本からイスタンブール経由でユーフラテス川の上流で、北メソポタミアにあるマラテヤの町に降り立ちました。出発前にはシリアとの国境まで100km地点ということから何となく不安な思いでしたが、実際には全くそうした気配もなく、杏の里にふさわしいのどかな風景が広がっていました。ちょうど旬のさくらんぼが格別に美味しく、何年分も食べたような気がします。

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 さて、第4日目、マラテヤ州からシャンルウルファ州へ移動する日、マラテヤ側から最近整備された道を通って世界遺産ネムルト山へ。2200mの頂の東西には巨像が立ち並び王墓を守っています。紀元前1世紀頃にこの地を支配したコンマゲネ王朝のものといわれ、鷲やライオンやギリシャ・ペルシャの神々の頭部が鎮座し、ちょうど顔面には夕日があたり、表情があるようでした。夢中になってシャッターを切っていると、もう陽はとっぷりと沈み、暗闇の中に4つの首が浮いているようでちょっと不気味な感じでした。
翌日、市内から10kmの離れた一万二千年前の世界最古の神殿「ギュベックテペ」の遺跡に向かいました。1995年に発見された遺跡ですが、まだ発掘中であり、遺跡の前に管理小屋がある程度で、世界史を塗り替えるような大発見にしては、ほとんど手付かずの状態でした。あとで州政府にその点を尋ねると、これから整備し、世界に向かって広報活動も本格的に始めるとのことでした。高さ6m、重さ7,5トンのT型の石塔がサークル上に何本も立てられ、その表面には狐らしき動物のレリーフが彫られています。こうした遺跡がこの周辺にはまだまだあるそうで、全様がわかるのにはまだまだ時間がかかりそうです。それにしても一万二千年前とは、一体このT字の形状は、動物のレリーフの意味はと、思いを馳せると空恐ろしい気がしてきました。さて、このシャンルウルファの町にはユダヤ教、キリスト教、イスラム教の始祖アブラハムの生地や移住地ハラン、旧約の預言者ヨブゆかりの地があり、世界各地より信者が訪れるそうです。

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 実はこのアナトリアは、オリエントとギリシャ世界の架け橋のような場所に位置し、古代の中心地でありました。多くの民族がここにやってきて興亡を繰り返し、それは一万年にも及ぶ層になっており、NASAの調査でも夥しい遺跡がまだまだ眠っていることが確認されています。年月が進み、少しずつ解明されていくと新しい発見がいくらでも生まれるのではないでしょうか。

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