出発地を選択してください。出発地はいつでも変更できます。
出発地を選択してください。
×
MENU

添乗員による最新の添乗報告

添乗員ブログ

2016年06月12日

5/28発 清水美重子先生と行く スペイン・カナリア植物観察紀行 添乗員:大阪支店 渡辺孝史

スペインのカナリア諸島へ行ってきました!

◆◇カナリア諸島ってどこにあるかご存知ですか?◇◆

イベリア半島から南へ約1,000km、アフリカ大陸からわずか115kmの距離に位置し、「常春の島」と呼ばれる7つの島々がカナリア諸島です。

火山の噴火によって大西洋上に生まれたこの群島は、氷河期を経験しておらず、地質や植物相においても大変貴重で、ヨーロッパとアフリカとも異なる景観を呈しています。

今回は7つの島のうち3つの島を訪れたのですが、それぞれの島が全て特徴があり、日本ではまだまだ知られていないところなのですが、ヨーロッパではとても人気な場所というのが今回訪れてみて改めて実感した次第でした。

ひとつひとつは決して大きくない島々ではありますが、これほど限られた諸島の中で島ごとにはっきりとテーマがあるのは世界でもここだけではないでしょうか?

気候は年中穏やかで、一年を通じて平均気温が22℃。今回も21~23℃と決して暑くもなく、寒くもなく、毎日が晴天に恵まれ、固有種の花々やジャカランダの花も見ることができ、とても収穫のあるあっという間の9日間でした。

カナリア諸島

**スペイン最高峰テイデ山がどっかり占めるテネリフェ島**

1日目 5月28日(土)

関西よりKLMオランダ航空にてアムステルダムを経由してマドリードへ。   午前、関西空港を予定通り出発                            夜、マドリードに到着。この日はマドリード空港近くのホテルにて宿泊。

2日目 5月29日(日)

早朝5時過ぎにホテルを出発。いよいよカナリア諸島へ。             なんと同じスペインの中でもカナリア諸島との間には1時間の時差があります!本土から大西洋上を南へ飛ぶこと3時間。ようやくカナリア諸島の中で一番大きな玄関口、テネリフェの空港に到着。

ガイドのナウゼットさんと合流して世界遺産の古都 サン・クリストバル・ダ・ラ・ラグーナへ。

◆◇聖体祭のフラワーカーペット◇◆

標高3,718mのスペイン最高峰テイデ山を擁するテネリフェ島はカナリア諸島最大の島で、歴史ある古い町や県庁所在地の町、そしてスペインで最も多く訪れるといわれるテイデ国立公園があります。今回はちょうどキリストの体と血の儀式とされる聖体祭の祝日とも重なり、世界遺産の古都ラ・ラグーナでは色とりどりに飾られたフラワーカーペットも見ることができ、降り注ぐ太陽の日差しが、それぞれに彩られた花絨毯を眩しいくらいにくっきりと照らしていたのが印象的でした。

テネリフェ島ラ・ラグーナの聖体祭 フラワーカーペット

テネリフェ島ラ・ラグーナの聖体祭 フラワーカーペット(撮影:渡辺)

 

テネリフェ島ラ・ラグーナの聖体祭 フラワーカーペット テネリフェ島ラ・ラグーナの聖体祭 フラワーカーペット

ラ・ラグーナの街歩きを楽しんだ後はランチタイム。13時過ぎにパティオのある地元の方にも人気のレストラン“Patio Canario”にて皆さんで最初の食事を。

前菜で出てきた、焼いたマッシュルームの上にチーズとにんにく、オリーブオイル等で和えたものとイベリコハムがのっかった一品は美味しかったですね。そしてカナリアといえば「しわしわのジャガイモ」。たっぷりの水と塩で茹でただけのとてもシンプルなものですが、これが日本ではまず味わうことできない格別な旨さ!ついつい何個も口に・・・・    これにカナリアの郷土料理には欠かせない「モホ」というソースをつけて食べるのも良し!オリーブオイルとにんにく、粗塩などが主材料で、パプリカを使用した赤色とパセリの入った緑色の2種類があります。

カナリア諸島名物 しわしわのジャガイモ

カナリア諸島名物 しわしわのジャガイモ

IMGP5553
カナリアで最もポピュラーなソース「モホ」

カナリアで最もポピュラーなソース「モホ」

食後はグイマールの植物園でカナリア植物の予習をして、プエルト・デ・ラ・クルスのホテルへ。

3日目 5月30日(月)

朝目覚めると、ホテルからな・な・なんと!・・・・IMGP5595

スペイン最高峰のテイデ山の頂がくっきり見えているではありませんか!これは幸先がいいと自負しつつも、これからの天候を懇願しておりました。今日はこれからあの三角のてっぺん少し下あたりに行く予定です。

9時にホテルを出発。その後すぐにテイデ山への山道となり、左右にはジャガイモ畑やバナナ畑などの緑豊かな風景が続きます。バスはどんどん標高を上げながら、やがて1,000m付近までくると、辺りはカナリア固有種のカナリア松の風景へと変わっていきます。

バスはカーブを繰り返しながらやがて2,000m付近に差しかかかると、またまた周囲の景色は一変!今度は見るからに溶岩台地のような風景に。

テネリフェ島 テイデ国立公園

テネリフェ島 テイデ国立公園(撮影:渡辺)

カナリア固有種のエキウム

そしてここには「宝石の塔」と称されるカナリア固有種のエキウム・ウィルドプレッティの群生が。下記のような大きなカルデラの中は異次元の世界が広がります。なんとこの中にパラドールがあるんです。テイデ山頂付近

テイデ山とパラドール

テイデ山とパラドール(撮影:渡辺)

10:40 ロープウェーで山頂より少し下に位置する標高3,550m地点へ。展望台からは遠くグラン・カナリア島も見え、大パノラマが広がります。

テイデ山からの眺め

北側に行くと、貿易風に乗っかって標高1,000m付近にいつも沸いているという雲海が。所々に残雪も見られ、山頂ももうすぐ手の届くところにあります。

4日目 5月31日(火)

9:10 ホテルを出発し、テネリフェ島の西に位置するイコッドへ。樹齢1,000年以上の巨大な竜血樹(ドラゴンツリー)を観察。

カナリア固有種の竜血樹(ドラゴンツリー)

イコッドの巨大な竜血樹(ドラゴンツリー)撮影:渡辺

12:20 島の南西部に位置するリゾートタウン「ロス・クリスチャノス」の開放的なビーチ横にてランチタイム。

 

 

 

 

 

 

短い船旅も満喫!

短い船旅も満喫!

 

13:45 FRED OLSEN XPRESSの船で、氷河期の影響も受けず、世界でも珍しい太古の照葉樹の原生林が残る世界遺産のゴメラ島へ。乗船時間は1時間ほどでしたが、もっと乗っていたいくらいの心地よい船旅でした。

 

ゴメラ島では人気のパラドール“パラドール・デ・ラ・ゴメラ”で連泊です。

絶好のロケーションに建つゴメラ島のパラドール

絶好のロケーションに建つゴメラ島のパラドール。遠くには隣島のテイデ山が・・・(撮影:渡辺)

ゴメラ島のパラドール

大西洋の海原も敷地のひとつです!

5日目 6月1日(水)

深い渓谷とカナリア椰子、そして貴重な照葉樹に覆われたゴメラ島の森、ガラホナイ国立公園へ。

世界遺産・ゴメラ島での植物観察

世界遺産・ゴメラ島での植物観察(撮影:渡辺)

 

世界遺産のゴメラ島

 

ゴメラ島

お花畑もきれいでした。標高1,000付近は常に雲に覆われて適度な湿り気があるので、数々の植物相が。

ゴメラ島 世界遺産の森

ゴメラ島 世界遺産の森

ゴメラの世界自然遺産・・・                                       島の中央部にある台地の標高は800~1,500mで、貿易風の雲の高さとほぼ一致。海霧からの湿気の影響を受け、常に多湿な状況のため、ゴメラ島の高所は巨大な温室と化し、ヨーロッパやアフリカでは数百万年前に絶滅した固有種がおよそ400種も自生続けています。

KIMG0632なんとゴメラ島にもこんなスリル満点絶景(絶叫)のレストランが!正面にテイデ山、眼下にはAGULOの町が。

6日目 6月2日(木)

宿泊のパラドールから見る朝の絶景は見事です!6時半頃から東に位置するテネリフェ島のテイデ山あたりから幻想的な光景は始まります。今朝は三日月もアクセントを入れつつ、次第に明るさを増し、7時半過ぎ、ついに“ダイヤモンド・テイデ”が!なんて幻想的な光景なんでしょう!

ゴメラ島から眺めるテイデ山の夜明け前

ゴメラ島から眺めるテイデ山の夜明け前 (撮影:渡辺)

テネリフェ島のテイデ山から昇る朝日 “ダイヤモンド・テイデ”

テネリフェ島のテイデ山から昇る朝日 “ダイヤモンド・テイデ”・・・お見事!  (撮影:渡辺)

朝の絶景を楽しんだあとは、航空機にてゴメラ島から一番アフリカに近いランサローテ島へ。

ランサローテ島・・・                          見るからに火山の島という感じで、火星にでも迷い込んだかのような風景がそこかしこにあります。この島民は過酷な自然環境の中にもしっかりと共存している姿が印象の島でした。島全体がユネスコの生物圏保護区に指定されているそうです。

火山の島 ランサローテ島

火山の島 ランサローテ島

そんなランサローテ島には不思議な光景があります。

火山の島 ランサローテ島のぶどう畑

火山の島 ランサローテ島のぶどう畑

火山の島ランサローテ島とぶどう畑

永遠と続くぶどう畑

これらはアフリカ大陸からの熱風から守る為に、1本1本石垣で囲まれているとても貴重なぶどうの木なのです。大陸から離れているため特有の病害から守られたマルバシアワインは甘口で、世界中で交易された最も古いワインともいわれる、とても貴重なワインです。

 

今回は3つの島を巡ってきましたが、とにかく単なる島々で諸島というひとくくりの島々では決してなく、それぞれがはっきりと個性を出して思い切りアピールをしている島だというのをこの目で実感した次第でした。

来年のこの時期はハイキングや自然観察も入れてツアーを設定予定です。今年の11月末くらいには発表予定ですので、乞うご期待を!

渡辺

この記事の投稿者 渡辺孝史