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耳より情報

2016年11月09日

視察レポート 「食は台南に在り」 古都・台南で小吃(シャオチー)三昧

先日台湾の古都・台南に視察に行ってまいりましたのでご報告いたします。

台湾の古都・台南

 台南は17世紀から約300年もの間、台湾の中心として繁栄した歴史の都。「府城」と称され、台湾では日本で言えば京都のような存在です。古くは「国性爺合戦」で知られ、日本にもゆかりの深い鄭成功が活躍した舞台でした。今でも成功が拠点とした城砦が残されており、加えて清代の古い街並みや、日本統治時代のクラシカルなビルディングや日本家屋も含めて、街の大きな魅力となっています。郊外には戦前に八田與一が策定して建設された烏山頭ダムがあり、映画の影響もあって注目されています。

赤崁楼 神農老街

鄭成功がオランダから奪取した赤崁楼   清代の風情・神農老街

檜意森活村 小吃街

日本家屋が残る郊外の檜意森活村     小吃街には楽しみがいっぱい
 

「食は台南に在り」

 台湾では「食は台南に在り」という言葉があります。台湾南部の古都・台南は食の都として位置づけられており、台北の人々も美味しい料理を食べに台南に訪れるそうです。なかでも小吃(シャオチー)と呼ばれる軽食や一品料理が有名。現地では「食巧不食飽」(飽きずに美味しく食べる)ということで、少量でいろんなものを食べるスタイルが主流。そんな台南の小吃を食べ歩いてみました。

今や全国区となった台南発祥の担仔麺

 いまや台湾を代表する麺料理の一つで、日本でも「台湾ラーメン」として見かけるようになった担仔麺(タンツーメン)。元々は台南の名物料理でした。有名店「度小月担仔麺」の本店が台南にあります。本場のものは中細のストレート麺に薄味のスープ、そぼろ肉、海老が乗ったあっさり味で辛さはありません。小さな器に入っており、男性ならあっという間に平らげてしまう量です。台湾の麺・代表といえばやはり牛肉麺ですが、台南でもよく目にしますので、担仔麺と牛肉麺の食べ比べもまた一興です。
 
担仔麺(タンツーメン) 牛肉麺
小皿に入った担仔麺(タンツーメン)   台湾といえば牛肉麺

日本の即席麺のルーツ・意麺

 麺つながりでもう一つ、意麺(イーメン)を紹介しましょう。この意麺は卵麺を揚げてあって長期保存ができ、なんと日本の即席麺のルーツだとも言われています。食べ方は二通り、汁有りと汁無しです。汁有りは薄味のクリアスープに油分はほとんど無く、飲みの〆に良さそうです。テイスト的には沖縄そばに近いものがありました。汁無しは甘辛いソースとそぼろ肉に絡めていただきます。コクが合って汁有りとは全く別ものといった感じです。

意麺・汁有り 意麺・汁無し
クリアスープの意麺・汁有り       甘辛いタレと合う意麺・汁無し

名物・蝦仁飯は日本と台湾料理のハーモニー

 台南に行かなければ食べられないご飯が、蝦仁飯(シャーレンファン)です。日本語だとエビご飯。どんぶりに出汁で炊いたご飯をよそい、醤油、砂糖、葱を絡めて炒めた新鮮なエビをのせて出来上がり。ほんのり甘い醤油風味のご飯と、プリプリのエビのハーモニーは絶妙です。ちなみにどんぶりはお茶碗程度の小さなもの。台南にはこの蝦仁飯の専門店があり、なかでも「矮仔成蝦仁飯」と「集品蝦仁飯」が繁盛店として人気を二分しているようです。集品蝦仁飯ではたくあんが添えられ、矮仔成蝦仁飯では余ったエビの殻で育った鴨の玉子スープ・鴨蛋湯がご飯の供として人気といったように、それぞれに特徴があります。
 この蝦仁飯は、日本統治時代の1920年代に日本料理学校で学んだ矮仔成蝦仁飯の創業者が、鰹出汁等の日本料理を取り入れて考案したのがルーツと言われています。あっさりと優しい味わいなのはそのせいだったのですね。日本と台湾の食のハーモニーとでもいえましょうか。

集品蝦仁飯 矮仔成蝦仁飯

たくあんが添えられる集品蝦仁飯     矮仔成蝦仁飯と鴨蛋湯

蝦捲もお見逃しなく!

 次に、台南に行ったならば是非食べておきたい小吃・蝦捲です。日本語だとエビロールとでもいいましょうか。エビや挽肉、野菜を網脂で包んで揚げたものです。サクサクの衣とジューシーなエビはこたえられません。アツアツを食べてみて下さい。有名店は「周氏蝦捲」。台南市内にいくつか店舗があります。地元の人々は蝦捲とともに担仔麺やスープ等と一緒に食べている方が多いようです。
 日本でもすっかり小吃として定着した小龍包。台南の人気店「上海好味道小龍湯包」では、なんとお店の従業員と一緒に小龍包を作る体験を楽しめます。ガイドの通訳のもと、従業員とコミュニケーションを取りながら、自分で小龍包を作るという体験はきっと思い出に残るのではないでしょうか。出来栄えも楽しみなところです。

周氏蝦捲 小龍包 
周氏蝦捲                小龍包(イメージ)

台南の豆花は絶品です

 最後に台南の名物スイーツをご紹介。ゼーランディア城こと安平古堡の近くに本店がある「同記安平豆花」は、とても評判の豆花をだすことで人気です。豆花とは豆腐プリンとでもいいましょうか、台湾を代表するスイーツです。このお店では遺伝子組み換えの大豆を一切使わず、質の高い大豆を使用しているようです。食べるときは小豆、タピオカ、緑豆などのトッピングを選びます。暑い時はレモンのトッピングが人気だそうです。抑えられた優しい甘さは日本人好みかもしれません。
 台湾でアイスといえば、日本では芒果(マンゴー)が定番というイメージですが、台南の若者が最も食べていたのが写真のコレ。試しに買って食べてみましたが、まあ抹茶アイスクリームです。美味しかったです。ちなみに「日本式・原宿スタイル」等と称されていました。

豆花(イメージ) アイス

豆花(イメージ)            「日本式・原宿スタイル」アイスクリーム

台南小吃が集結するホテルの朝食バイキング     

 台南で滞在したのが、市内中心部に位置する5ツ星ホテル「大億(タイイー)ランディスホテル台南」。小吃のお店や古い街並みにも程近く、お隣には新光三越デパートがあるのが魅力。お部屋にはなんと日本式ウォシュレットが装備されていました。これは意外とありがたいんですよね。
 そしてこのホテルの朝食バイキングでは、通常の洋食に加えて、新鮮な台南牛を使った牛肉湯、台南沖で獲れる虱目魚(サバヒー)のお粥、米糕(台南風ちまき)などといった台南名物の小吃も多数並べられ、ものによってはその場でも作ってくれます。ついつい食べ過ぎてしまうとお昼にお腹が空かなくなり、小吃を食べ損なってしまうので要注意です(笑)

大億ランディスホテル台南 大億ランディスホテル台南

大億ランディスホテル台南☆☆☆☆☆     ランディスホテルの朝食(イメージ)

 台南・小吃(シャオチー)の食べ歩き、本当に終始食べてばかりでしたが、如何でしたでしょうか。台南の小吃は一皿の量が少なく、あっさりしていますので、余計に食がどんどん進んでしまいました。またそのあっさり味には日本統治時代の影響も少なからずあるということも食べながら知りました。
 巨大都市の台北に比べると台南はほどよい大きさで、小吃店や観光のみどころがコンパクトにまとまっており、滞在して食べ歩きをするようなケースでもストレスなく楽しめる街だと感じました。古いお城や街並みも多く、意外だったのは日本家屋が至るところに残されており、またそれをお洒落に改装してお店にしている例も少なくなかったです。
 台南の街の人々の温かさや、日本に対する好感情も強く感じました。熊本地震の義援金を募る看板も見受けられました。偶然寄ったかき氷屋さんでは「日本人か!」ということで金粉トッピングを追加してくれました。よくあるボッタくりかと思いきや、「お代は要らない、日本頑張って」には驚きました。

 台南の小吃を食べ歩きながら、古都の風情や日本の面影、そして台南の人々と触れ合いを楽しみ、5ツ星ホテルの大億ランディスホテルに3連泊するツアーを企画しましたので、よろしければこの機会にお出かけ下さい。
 
                                       大阪支店・深尾重典

※写真は視察時の撮影以外、台南市政府観光旅遊局、現地手配会社、ホテル提供のものあります。

視察した台南のツアーはこちら ↓
台南府城・小吃(シャオチー)三昧と寛ぎのランディスホテル3連泊滞在 4日間

投稿:大阪発海外旅行担当