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耳より情報

2011年05月30日

2011年5月30日 旅のアペリティフ

国際線のフライトでは、通常(例外もありますが)離陸して水平飛行に入ると、お食事のサービスの前に客室乗務員が「お飲み物は何になさいますか?」と聞きにきます。
最近日本でも食前酒を「アペリティフ」と呼ぶようになりました。「酒」の字はついていますが、喉を潤し食欲を増進するための飲み物という意味で、必ずしもアルコールである必要はありません。
私は、機内ではできるだけいろいろな種類の飲み物を注文してみます。
なぜなら航空会社によって特徴があり、とても面白いからです。
例えば、エールフランス航空ではエコノミークラスでもシャンパンがあり、さすがだなと感心したり、エアインディアにジントニックがあって、改めてインドとイギリスの関係を再確認したり…。

アペリティフはラテン語の「aperire(開く)」が語源。
飲むことでお食事をする準備が整い、より美味しくいただくためのものです。
では皆様にとって、旅に出る前のアペリティフはなんでしょう。いいえ、ここではお酒ではありません。
旅をより楽しく味わい深いものにするために準備するものという意味です。
私のアペリティフをご紹介します。

1杯目は訪問先の地域の地図(ミシュランの地図が理想)をじっくり見ること。
地図を開いて行程に沿って走る道を目でたどりながら、「こんなところに湖がある。
写真とれるかな」とか、「この山はなんという名前?」とか、「この教会はガイドブックに載ってないけど、何時頃建てられたどんな教会かしら」とか、ひととおり地図上で旅の疑似体験してを楽しみます。
2杯目は訪問先の美味しそうな食べ物を調べること。

バルセロナに行くなら「サルスエラって海の幸のトマト煮込みなんだ」とか、トルコに行くなら「本場のドネルケバブってどんなだろう」とか、ベトナムに行くなら「フエの名物料理バンブーフエははずせない」とか、これからの時期のヨーロッパなら「ポルチーニ茸、セップ茸、ジロール茸など、とにかくきのこをたくさん食べよう」とか、思い描きながら楽しみます。

昨年「フランス・カストロノミー」がユネスコの無形文化遺産に登録され、「アペリティフ」の習慣も日本でもさらに広まるでしょう。
フランス農水省が決めた「アペリティフの日」は6月の第1木曜日だそうです。
6月2日(木)はシャンパンかシェリーでも傾けながら、初夏から秋にかけての旅に思いをめぐらせ、ドゥブル・アペリティフしてみませんか?

champagne.JPG

画像:シャンパン

野口 静子

投稿:朝日インタラクティブ