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2012年04月13日

2012年4月13日 地中美術館と瀬戸内海の島巡り  2012年4月2日~4月6日

瀬戸内海の島を巡ってきました。

5日間で小豆島、豊島、直島、塩飽諸島の本島の4島です。
赤穂の南、牛窓に泊まり、日生の港から小豆島へ渡ろうとしたら、4月3日のあの大嵐に遭遇。
フェリーは欠航、急遽、新岡山港から土庄港へのフェリーが出るとの情報で岡山の港へ急行。
無事小豆島に渡りました。後で確認したらその後の小豆島へ渡るフェリーは全てが欠航したようで、ラッキーでした。


嵐の中、小豆島に渡る

しかし、四方海に囲まれた小豆島の観光は熾烈を極めました。特に、「岬の分教場」や「二十四の瞳の映画村」を訪ねた時は、半島の突端ということもあり、波しぶきは風に煽られ、霧となり、木片は飛んでくる、人は吹き飛ばされそうになる、必死の観光でした。

  
小豆島の荒れ狂う海                  「二十四の瞳」の岬の分教場

今回の旅のメインは直島の地中美術館でしたが、安藤忠雄氏設計のベネッセハウスに泊まりました。安藤忠雄氏も同じホテルにたまたま泊まっていたようで、安藤氏と挨拶を交わせたとご参加者の方は喜んでおりました。
地中美術館のジェームス・タレルの作品も面白かったのですが、直島の近くに豊島という同じアート・プロジェクトの島があります。ここには海辺の棚田となっている小高い丘の上に、森に囲まれて建築家西沢立衛とアーチスト内藤礼氏による作品が据えられた豊島美術館があります。
丘の上からは美しい瀬戸内の風景が眺められます。作品は40m×60mの大きなドームの上に二つの球形の大きな開口部があり、外から見るとまるでUFOのようです。
しかし、中に入ってみると空間に柱が1本もない構造で、天井にある2箇所の開口部がなんとも絶妙で、立ち位置によって様々なフォルムの風景を楽しませてくれます。


 豊島(てしま)美術館 

そして風が吹き、その音を聞き、木々の葉が揺らめき、天気によって刻々と変わる光と色彩、さっきまで一面に碧い空にはいつの間にか白い雲がたなびく。一時とも同じ空間を体験させない。美術館のパンフレットに書かれた『周囲の風、音、光を内部に直接取り込み、自然と建物が呼応する有機的な空間です』という説明文は中に入って実感する。床には小さな穴が所々開いていて、そこからわずかな水が湧き出る。湧き出た水は水滴となって静かに、ゆっくりと、本当に気が遠くなるほどゆっくりと流れて別の穴に落ちる。落ちる時に何ともいえない音を出す。コレが「気韻生動」を体感させるということなのでしょうか。モネは刻々移り変わる光の色彩をルーアン大聖堂を通して描きましたが、ここは季節や時間、光や風に千変万化する自然と人工的な空間が融合し、一体化した風景を創造しているのだ、と実感します。

最後に訪ねた塩飽諸島の本島は丁度瀬戸大橋の下にあります。
信長、秀吉、家康の体制下の御用船団を形成し、塩飽水軍の本拠となった島です。
また幕末の咸臨丸にも51名の水夫を派遣したのはこの町の誇りでもある。勤番所や往時の家並みも残る。しかし、今の本島は本当にのどかな島で、大きな中学校の校舎に生徒がわずか10名とか。
勤番所から笠島地区への道は畑仕事をするおばさんとの会話も楽しみながら実に爽快な散策でした。桜の開花が遅れたことが唯一惜しまれる旅でありました。

   
本島から瀬戸大橋を望む                本島の三分咲きの桜

    
本島・笠島地区の通り                  本島の家の軒先の照明

海外旅行部:間辺 恒夫

投稿:朝日インタラクティブ