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機関誌「旅なかま」掲載記事など最新のトレンドがわかるブログ

旅のアクセント

2011年06月04日

【スタッフひろば】 今月の『対決』 フリーステイ ロンドン vs パリ

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〔本稿は会員誌『旅なかま』2011年6月号に掲載されたものです〕

海外旅行部 轟木 雅子 添乗員 宇賀神 美香[左:海外旅行部 轟木 雅子 右:添乗員 宇賀神 美香]
 ロンドンとパリ — 好みのわかれるところではありますが、今回は「フリーステイ(自由行動の多い滞在)をするなら」という観点で比べてみました。情報があふれ、見所もとても多い二つの街。何度も訪れた添乗員が、時間がたっぷりあるからこそできる贅沢な過ごし方、ガイドブックにはのっていないお薦めの過ごし方もご紹介!ツアーではなかなかとれない自分だけの素敵な時間は、ロンドン、パリ、どちらで楽しまれたいですか?

宇賀神:ご覧になりましたか〜先日のロイヤルウェディング!今年のロンドンは、最高に盛りあがっていますよ!
轟木:明るい話題はいいですね。でも私はやっぱりパリが好き…。行くならパリを選びます。
宇賀神:暑くなりそうな今年の夏は、涼を求めてロンドンに行きませんか?夏限定のお薦めは、心地良い風を受けながらのテムズ川クルーズです。ロンドンブリッジやタワーブリッジの下をくぐる!テレビで見慣れたロンドンの風景がどこか違って見えますよ。
轟木:いえいえ、川といえばセーヌ川です。夏のお楽しみとして定着したセーヌ川のプチバカンスはいかがでしょうか。川沿いの一角に、砂が敷き詰められて「パリ・プラージュ」という砂浜ができるんですけど、そこでくつろいだりペタンク遊びをする人たちを眺めたり。
宇賀神:…あんな大都会のド真ん中で水着になるのはねぇ(笑)。紳士淑女の街ロンドンでは考えられないことですよ…
轟木:街中をモヒカンで歩くのよりは上品ですよ。ロンドンには、かなりおかしな格好の人達が集まっている広場があったりしますよね…
コヴェントガーデン
宇賀神コヴェントガーデンのことかしら! おかしな格好…ではなくて、あれは大道芸のパフォーマンスです。プロを目指す人たちの本格的な芸も多くて、見る側も育てようという気持ちで暖かく見守っているし、大好きな場所です。時間がないツアーでは素通りせざるを得ないけど、ゆっくり見ているとすごく楽しい…。
轟木:パリでもメトロの駅でヴァイオリンを奏でていたり、広場で描いた絵を売っていたり、そういう「路上の芸術家」を大事にしますね。お金をかけて見なくても、街中を歩くだけで芸術が溢れている、さすが「芸術の都」ですよね。
宇賀神:ええっ? お金をかけずにいい芸術を見るならロンドンですよ。大英博物館もナショナル・ギャラリーも、入場料が無料ですから!両方とも、一日じゃ見きれないから明日も行こう、そして次の日40分だけ時間ができた、ちょっとだけど無料だからやっぱり行ってみよう…って気軽に何回も立ち寄れますよね。
轟木:パリでは「ミュージアムパス」といって、美術館を含む主な観光地60カ所以上に入場できるパスが必需品です。ベルサイユ宮殿のようにパスを持っていると並ばずに優先入場できるところもあるんです。あと、例えばルーヴルは水曜日と金曜日は夜21時45分まで開いています。うまくスケジュールを組めば、夕食後に芸術鑑賞! なんてことも可能、時間をめいっぱい使えますよ。
宇賀神:大英博物館も金曜日は開館時間を延長してますよー。20時半までですけれど。
轟木:それからちょっと秘密にしておきたい美術館の楽しみ方なんですけど、ジャックマール・アンドレ美術館というのがあります。かつての大富豪の邸宅を美術館としているんですけれど、元のダイニングがカフェとなっていて本当に素敵! ここのランチやティータイムは隠れた人気があるんですよ。天井画や壁画に囲まれてお茶やコーヒーを飲むなんて、パリならでは。お高いレストランやホテルに行くよりずっと優雅な気分になれますよ。パリにはほかにも、サロン・ド・テを併設した美術館がいくつもあります。
ジャックマール・アンドレ美術館
宇賀神:う〜ん、ロンドンの美術館のカフェは機能的で優雅さには欠けますけど、ロンドンでのお茶タイムといったら、アフタヌーンティーでしょう!誰もがあの三段トレイに憧れますよね!でもどこへ行ったらいいのかしら、という声をよく聞きます。張り切って高級ホテルのリッツやサヴォイに行こうとすると、ドレスアップして構えなくてはならないから、気軽にお茶って雰囲気ではないですよね。私のおすすめは、ホテルモントカーム。ハイドパークの近くにあって、散策の後に寄ってもいいと思います。5ツ星ホテルですけど他の高級ホテルに比べると気軽に入れて、スタイリッシュな雰囲気の中でお茶を楽しめます。もう少しカジュアルなところが良ければ、有名なフォートナム&メイソンがおすすめです。同じ建物内でショッピングもできて楽しいし、中心街なので、買い物ついでにアフタヌーンティーしちゃいましょう、というノリで入れます。ロンドンの紅茶は世界一!おいしいですよ♪
轟木:あら、でもコーヒーならロンドンよりパリです(笑)! お水が違うんですよね。フランスの硬水はコーヒーに合うんですって。そのかわりパリで紅茶を注文すると、ティーバッグで出てきちゃうので、期待しないでくださ〜い。とはいえ、ロンドンでもティーバッグで出すところが多くない?
宇賀神:確かに。日本人の方が、紅茶をちゃんと葉から入れる気がします(笑)。ロンドンでも普段はほとんどティーバッグかもしれません。でも、轟木さんがさっきおっしゃったように、水が違うからパリとは味が違うんです。ロンドンの水は日本とパリの中間くらいの「中硬水」。これが絶妙に紅茶に合うとされているので、ティーバッグでもおいしいのかもしれませんね。
轟木:水の違いはアルコールにも表れて…?
宇賀神:あ、私たちの好きな話題ですね(笑)。ロンドンにはたくさんのパブがあって、地ビール最高♪ そのあとスコッチ・ウィスキーね♪
轟木:あ〜;、そこが違うんだなぁ…。食事には絶対ワイン。食前酒を舐めながらメニューをじっくり選ぶのって最高!
宇賀神:ツアーで一人参加の場合、そういうお食事って中々できないですよね。一人で高級レストランには入りにくいし。その点、ロンドンではお一人さまでも大丈夫です。ローストビーフで有名なシンプソンズでも、一人で行って、持って行った本読みながら料理を待ってる、そういう地元の人がたくさんいます。あとはソーホーの飲茶。簡単だし安いし、おいしいし。ジェントルマンの国だから、相席して食べられる。紳士的なお父さんと仲良くなったり…。
轟木:何泊かしていると、オリエンタル食を食べたくなりますよね。パリでもオペラ座界隈には日本食がたくさんあるし、最近の流行で、ヴェトナムフレンチなんていうのもおもしろいですよ♪ 一人だと、確かにフルコースは難しいけれど、ブラッスリーで一人食事をするパリジェンヌは結構見かけますね。夏だったら、テラス席で人間ウォッチングしながらのお食事も楽しいでしょう。オペラ座付近は観光客ばかりだから、私はカルチェ・ラタンあたりが好きですね。テラス席の場合一列目は泥棒に狙われるから二列目くらいが落ち着けますよ〜!
宇賀神:食に関して言えば、ロンドンもパリも自由に色々なものを選んで食べられるから、フリーでも心配ないですよね。
轟木:私は、パリでの朝食は、ホテルから一歩外へ出て、地元の人に交じって取るのが好きです。クロワッサンとショコラ・ショー(ホットチョコ)とか、ブリオッシュかじってコーヒー立ち飲みとかって、どこかお洒落で様になるというか、それが定番というか…。パリってそんな街ですよね。
宇賀神:ロンドンの朝食はイングリッシュ・ブレックファーストで、朝からたくさんいただきますね〜。ホテルの外で食べるなら、前の日にスーパーでイギリスパンとチーズとハム、玉子なんかを買っておいて、朝サンドウィッチを作って、近くの公園で食べる…これがロンドンっぽいですよ! パリの公園ってそういう雰囲気ないわよね。
轟木:そんなことしたら、そこで寝泊まりしてる怪しい人と間違えられちゃう〜…文化人はちゃんとカフェで食べるのよ(笑)

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宇賀神:ロンドンの公園は、観光客ゾロゾロじゃないし、犬の○○は落ちてないし、砂利で歩きにくいってこともない(笑)。芝生がきれいで、高い木がたくさんあるから木陰は爽やかで、まさに都会のオアシス。あとロンドンではずせないのがのみの市! ポートベローの骨董市、若い人はカムデンロック。雑貨から服から掘り出し物がいっぱい。パリののみの市って、なんだかどうしようもないモノばかり…。
轟木:あれはがらくた市ですから(笑)。パリで市と言ったらマルシェですよ。最近多いのがBIOマルシェという有機食品のマルシェです。ジャムとかチーズとかおみやげにできるものもあるし、クレープを食べたり…。観光地だけではなく地元のパリを楽しんでください。
宇賀神:ところで、今、ポンドがすごく安いんです。1ポンドが200円切ることなんて、今までありませんでした。今年のロンドンは本当にチャンスですよ!! ロイヤルウェディングの記念グッズが溢れる、祝賀ムードの幸せなロンドンを楽しめますよ〜。来年の夏はロンドンオリンピックが開催されるので大混雑が予想されます。行くなら今年です!
轟木:確かに今年のロンドンは魅力的ですね。でもパリはいつでも素敵に皆様をお待ちしています。来年のオリンピック期間中はパリも相当混雑すると思いますので、ご注意を。じゃぁ、今年のうちに、ロンドンだけではなくて、パリにも行くっていうのはどうかしら〜…!
 路上の大道芸を眺めたり、何時間もかけてティータイムを楽しんだり、公園やカフェでボーっとしたり、ツアーではなかなかできない贅沢な時を楽しむフリーステイ。パリ、ロンドンいずれもできそうです。決め手は案外、紅茶党かコーヒー党か…ビール党かワイン党か?なのかもしれません??

宇賀神 美香 轟木 雅子
【出席者】
左:宇賀神 美香 なぜ私がイギリスの肩を持つか?それは…UKといえば、ロックだから!ノリノリの語り口で気づけばお客様もテンションup↑↑/編
右:轟木 雅子 パリ渡航歴は170回以上。前世は多分パリジェンヌ。いや、王宮の猫だったかも。ルーヴルをうろつくと妙にほっとするから…。/編

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投稿:朝日インタラクティブ