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機関誌「旅なかま」掲載記事など最新のトレンドがわかるブログ

旅のアクセント

2018年04月06日

【特集】北海道 天売島と焼尻島 ~未知なる島を遊び尽くす~

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写真:天売島のシンボル 赤岩

【特集】北の離島に宿る生命の不思議と大自然の驚異

 

近くにあって対照的な二つの島

羽幌港の西、日本海に浮かぶ天売島と焼尻島は、まるで双子のような二つの島ですが、明るく牧歌的な風景と原生林の印象が強い焼尻島に対し、周囲を断崖に囲まれた天売島は希少な海鳥の繁殖地となっています。特に夜毎に繰り広げられる海鳥たちの生命を賭けた攻防は、バードウォッチャーならずとも必見です。

 

焼尻島 ~牧歌的風景と奇異な自然が共生

羽幌港から高速船で最初に降り立つ焼尻島は、周囲12km、人口は200 人ほどの小さな島です。全島の3分の1は鬱蒼とした原生林に覆われ、中央部には、羊がのんびりと草を食む、まるでスコットランドのような牧草地が広がっています。

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写真:焼尻島の牧草地

森に足を踏み入れると、明るい牧歌的な雰囲気とは一転、オンコの森と呼ばれる不思議な光景が見られます。その特異な形から国の天然記念物に指定されているオンコとは、北海道の呼び名でイチイのこと。イチイは、高さ15~20m に成長するのが一般的ですが、日本海からの強風と雪の重みが影響して、高さはわずか1m、枝の広がりが直径10m という珍しい姿となっているものもあります。1本1本が奇妙な形をしたオンコの森に足を踏み入れると、まるで異境に迷い込んだかのような気になります。

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写真:オンコ自然林

オンコの森から続く、ミズナラなどの広葉樹と針葉樹が入り混じった原生林では、野鳥が絶え間なくさえずり、木漏れ日がやさしく降り注ぐ爽やかな森林浴を楽しみます。

 

天売島~夜毎繰り広げられる生命の躍動

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写真:天売島・海鳥観察舎より断崖を望む
人口約300 人に対し、およそ100 万羽の海鳥が生息する天売島は、人と海鳥が共生する奇跡の島です。中でもウトウは、およそ40 万組のつがいが繁殖する世界一の繁殖地で、毎年6 月から7 月にかけて、世界でここだけという奇跡のドラマが展開します。

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写真左:魚を咥えたウトウ、写真右:ウトウとウミネコによる争い
夕闇迫る頃、ヒナのために魚を何匹も咥えたウトウが海から飛んできます。その数はみるみる増えてゆき、やがては空を覆い尽くすほどにもなります。無数の鳥が羽音を響かせながら、猛スピードで目の前をすり抜ける迫力は凄まじいの一言。見物する人々をまったく気にすることなくひたすら巣穴を目指します。地上では、魚を横取りしようと待ちうける一回りも二回りも大きなウミネコとの間で、野生の本能溢れる大争奪戦が展開します。大自然の摂理とはいえ、ただ傍観するだけの人間の無力さを実感するとともに、大きな感動に包まれる瞬間です。

 

魅力的な海鳥たち~幻のオロロン鳥とケイマフリの求愛

天売島にはウトウのほか、ウミガラスやケイマフリといった希少種も繁殖しています。ウミガラスはオロロン鳥ともよばれ、直立歩行する姿がペンギンに似た天売島のシンボルとなっています。2002 年には実に13 羽までに激減しましたが、2017 年は56 羽の飛来が確認され、夏には17 羽のヒナが巣立つまでになりました。

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写真:ウミガラス
ケイマフリは黒い夏羽に目元の白と赤い足が特長で、ピッピッピと澄んだ鳴き声は海のカナリヤとも称されるほどの美声の持ち主です。オスとメスが向かい合い鳴き交わす求愛ダンスを見れば、誰もがその愛らしさに夢中になることでしょう。

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写真:ケイマフリ

 

ツアー予約はこちらより♪

【首都圏/関西】6/3・10・17、7/8発

天売島と焼尻島 ~生命の躍動と大自然の神秘

コースの監修は、世界的に活躍する天売在住の自然写真家・寺沢孝毅氏。天売島に住んで35 年の島を知り尽くした達人の案内で、その魅力を満喫します。

≪寺沢 孝毅氏≫

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1960年、北海道士別市生まれ。1982年、北海道教育大学卒業後、希望して天売島の小学校に赴任。10年間の教員生活の後に退職し、そのまま天売島に住み着く。以来海鳥の保護・調査を継続中で、天売島を拠点に北極や南米ギアナ高地など、世界を股にかけて活躍中。自然写真家。

 

そのほか初夏から夏に行く!北海道コースはこちらより
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投稿:大阪発国内旅行担当