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機関誌「旅なかま」掲載記事など最新のトレンドがわかるブログ

旅のアクセント

2014年01月24日

旅なかま1月号 スイス駐日大使ウルス・ブーヘル氏のインタビュー

〔本稿は会員誌『旅なかま』2014年1月号に掲載されたものです〕
ご新規のお客様には見本誌を無料でお送り致しますので、こちらのフォームからお申込みください。その際、「旅なかま1月号希望」とご記入下さい。なお、部数に限りがございますので、お早めにお申込みください。

スイス駐日大使ウルス・ブーヘル氏のインタビュー

1864年2月6日、徳川幕府とスイス代表団の代表が修好通商条約に調印をしてから150年の節目を迎える2014年。スイスと日本の友好関係の新しい章が今始まろうとしています。江戸の時代から貿易、科学技術、文化などさまざまな場面で交流を深め、
その友好は2011年の東日本大震災の際、スイス政府からの救助隊派遣、赤十字による救援金など、さまざまな形であらわされました。国交樹立150周年を迎えるにあたり、ウルス・ブーヘル スイス駐日大使にお話を伺いました。
150年にわたる友好の中で、日本とスイスの関係はより深く、強いものになってきました。いまや日本は、地理的には遠く離れているもののスイスにとって、最も大切なパートナーの国の一つといえるでしょう。2014年のこの記念となる年には日本の皆さまに一層スイスを知っていただき、スイスの人々にも日本のことを知って頂くよい機会になることでしょう。

多様性を誇る国スイス

私の家族がスイスという国をよくあらわしているかもしれません。私はソロトゥルンというドイツ語圏の街の出身です。小さな街ですが、美しいバロック様式の街並みの中に、賑やかな社会・生活文化を垣間見ることができます。一方、妻はフランス語圏の国際都市ジュネーブの生まれです。ひとつの家族の中に2つの言語と文化があるのです。
スイスはとても小さな国ですが、九州よりも小さな国土の中に多様性がぎっしり詰まっています。2・3日もあれば、ドイツ語、フランス語、イタリア語、伝統言語であるロマンシュ語、4つの言語の地方を回ることができ、様々な文化を体験できることでしょう。ヴァリスの谷で自然に浸り、チューリヒで華やかなシティ・ライフを楽しみ、ジュネーブでは国際色豊かな雰囲気を‥といったように。
これだけでもずいぶん日本と違うとお思いかもしれませんが街ひとつをとってみても日本との違いは大きなものです。なにしろスイスで一番大きな街でさえも、この大使館のある港区よりもずっと小さいのですから。また、スイスには、自然がごく身近にあります。15分も電車に乗れば、手付かずの自然に触れることが出来るのです。

美しき自然

自然に親しむハイキングに、個人的にお勧めの季節は秋です。日本の方と同じようにスイスの人々も、目に鮮やかな緑が、赤や黄色に紅葉するのを愛でています。夕暮れ時の山際の群青色の美しさ、どこまでも続く大地‥この季節の美しさはたとえようもありません。そして何より秋が好きな最大の理由は「食」にあります。特に秋には、ジビエ料理も楽しむことができます。
自然に親しむといえば、スイスには数多くの温泉があることは世界的にもよく知られています。ロイカバートや、ペーター・ツントーの建築でも知られるヴァルスなどが有名です。日本の温泉との違いはまず(水着で入るので)基本的に混浴というところと温度です。スイスでは36度以上のお湯につかることは健康に良くないとされているので日本の温泉体験は少々びっくりしました。また、日本の温泉は森の木々や岩など、何かに囲まれていることが多いですが、
スイスでは反対に、とても開放的です。私もスイスに戻ると温泉に行きますが、最近行った温泉プールは、水平に、空に続くように見えるように設計されており、周囲にはアルプスの雄大な山々、最高の気分です。4つ星・5つ星のホテルにはウェルネス設備を整えているところも多く、
塩分の入った温泉など、さまざまなものを提供しており、その効用はヨーロッパの人々にもスイスの人々にも、近年より浸透してきているようです。

スイスの美術

朝日旅行の皆さまは美術に興味をお持ちの方が多いそうですが、美術といえば北スイスの都市バーゼルは外すことができません。ロダンのカレーの市民、ゴーギャンの名作などを所蔵する市立美術館、バイエラー財団美術館など数多くの美術館博物館があります。少し下って、ヴィンタートゥールでは珠玉の個人コレクション・オスカーラインハルト美術館。チューリヒの市立美術館も見ごたえある作品を多く所蔵しており、今年は東京でもチューリヒ美術館展が開催されます
(編集部注・9月25日〜12月15日/国立新美術館)。ピカソをして「20世紀最後の巨匠」と言わしめたスイス人画家バルテュスの展覧会も日本でご覧いただけます(注・4月19日〜6月22日/東京都美術館)。節子夫人の全面的な協力のもとバルテュスのアトリエを再現したものも展示されるということです。
首都ベルンのベルン美術館からも20世紀のスイス美術を牽引したフェルディナント・ホドラーの作品を集め、ホドラー展が(注・10月7日〜2015年1月12日・国立西洋美術館)、ローザンヌ生まれの画家ヴァロットン(注・6月14日〜9月23日/三菱一号館美術館)の回顧展も行われます。いずれも日本の方々にはあまり馴染みがない画家だと思いますが、近年欧米各国では国際的な再評価の機運が高まり、改めて注目されはじめています。是非この機会に直接ご覧頂きたいですね。

大使のおみやげ
2014年のスイスについて語る大使

「お土産」の特集をされているのですか。スイスに行くなら…そうですね‥。悩むところですが‥時計、は銀座に行けば買えますから(笑)他のものが良いでしょうか。
スイスを思い出させるようなもの‥沢山アイディアがあるのですが、もう一度スイスに行きたいと思わせるようなものがいいですね。そう、「自然」をお土産にするというのはどうでしょう。
雄大な山々の石であったり、ハイキング中に足元で見つけた木の葉などはどうでしょう。きっと何よりのお土産になるでしょう。

また、スイスは、「買物天国」で、どんなものでも手に入ります。もちろん、美味しいチョコレートや手作りのオルゴール、時計なども素敵ですよ。

国交樹立150周年記念イベント 「スイス・デイズ」

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投稿:朝日インタラクティブ