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機関誌「旅なかま」掲載記事など最新のトレンドがわかるブログ

旅のアクセント

2016年03月15日

旅なかま3月号 2016「音楽の旅」を語ろう!

〔本稿は会員誌『旅なかま』2016年3月号に掲載されたものです〕
ご新規のお客様には見本誌を無料でお送り致しますので、こちらのフォームからお申込みください。その際、「旅なかま3月号希望」とご記入下さい。なお、部数に限りがございますので、お早めにお申込みください。

2016「音楽の旅」を語ろう!

年々人気が高まっている「音楽の旅」。興味はあるけど、なんとなく敷居が高くて…という方、多くいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方のために、企画担当の水谷史と、長年専属添乗員として活躍し、最近とみに「音楽の旅」にはまっている音楽大好き添乗員・叶谷真起子が、「音楽の旅」の魅力について語ります。

音楽が大好きな2人。右:「音楽の旅」企画担当 水谷史(みずたに ひさし)、左:添乗員・叶谷真起子(かのうや まきこ)
オペラの本場でオペラを愉しむ

叶谷(以下 叶):去年は、「椿姫」をフェニーチェで観ました。フェニーチェで上演するっていうところがいいですよね。

水谷(以下 水):「椿姫」が初演されたところですね。ヴェルディは最高のオペラ作曲家のひとりだし、ご当地ものとしては最高の機会でしたね。そもそもイタリア・オペラって、ストーリーも分かりやすい。

叶:歌舞伎をパリで観るのもいいけれど、やっぱり『歌舞伎座』や『南座』で見たいですよね。

水:そう、「箱」もオペラの一部なんですよね。だから、とても大事。劇場と一体となっているところがいい。それから、観客。地元の観客はやっぱり耳も肥えていて、評価が厳しい。だから歌手やオケも本気になる。勿論、日本公演が本気じゃないということではないけれど、たとえば、イタリアの大きな劇場で、イタリアのご当地物を上演する時は、やはり違う。歌手もオケも、観客と真剣勝負をしているようなところがある。そういった劇場も舞台もオケも歌手も観客も一体という感覚は、やっぱり現地に行かないと体験できない。これが、現地で味わう醍醐味ですね。

叶:劇場でいうと、やっぱりスカラとかフェニーチェとか・・・。

水:スカラ座は、予算が減って公演回数も減ってしまっているので、ウィーンみたいに毎日上演しているわけではない。だから、観光で行った時に、公演とタイミングが合わないことが多いのが難点でしょうね。

叶:その問題はありますが、筋もわかりやすいので、もし最初に本場で観るんだったら、イタリア・オペラはお薦めです。

大事なのは、歌手?指揮者?演出?

叶:劇場も大切だけど、気になるのは、やっぱり席ですよね。折角行くんだったら、良い席がいいですよね。私は、バルコニーも好きですけれど、平土間も好きです。でも折角平土間正面の良い席なのに、前に大きな人が座ってしまって、よく見えないことがあります。

水:古い劇場の平土間はフラットなので、見にくいということもあります。当社ではできるだけ見やすい席を手配するように心がけています。今、インターネットでも座席は取れるようになりました。でも、良い席はネットではなかなかとれない。不思議なことに、人気の演目なんかは、発売前に良い席が完売ということがある。どういう席を仕入れるかというのは、こだわりたいですね。それから歌手。勿論、同じ歌手でも、その時によって全然違うから、難しいんだけれど。

叶:指揮者もそうですよね。

水:指揮者といえば、巨匠と呼ばれる人が亡くなって寂しいですよね。クラウディオ・アバド、ロリン・マゼール、最近ではピエール・ブーレーズ、立て続けです。でも、小澤征爾さんも7年ぶりにベルリン・フィルを振るし、音楽界の栄光とされるグラミー賞も受賞しました。そういう明るいニュースもある。

叶:好きな方は、あの指揮者がここ、今度はどこって、とてもこだわりますよね。

水:そう、オーケストラは、やはり指揮者で全然変わってしまいますからね。

叶:昨年はイタリア・オペラを観る機会が多かったけれど、それほど極端な演出はなかったように思います。以前のドイツ・オペラとかは、凄い演出で、驚いたことがありましたけれど・・。

水:ドイツ・オペラは、やっぱり観念的というか抽象的というか、そういうところが強調されることがあるけれど、イタリア・オペラは、そんなにひねった演出は少ないです。そういう演出だと、地元で受け入れられないでしょう。イタリア・オペラって、僕はテレビの2時間ドラマだと思います。筋だけ追えば2〜3分で終わる話を2時間かける。それが嫌だっていう人もいるけれど、そのわかりやすさが好きという方は沢山います。いずれにせよ、本場で一回観てみて、はまっちゃいました~という人は結構いらっしゃいますね。

叶:最初は緊張して、服装の心配したりしますけど、今はフォーマルがどうとかないですね。男性だったら、ネクタイしていればいいし、女性だったら、友達と外でお食事するイメージですね。

ミラノ・スカラ座(内観)
ハイレベルな音楽祭

叶:最近バロック・オペラも注目ですね。

水:そう、初期の頃のオペラもいいですよね。

叶:カストラート(注)がいないから、カストラートのパートは、カウンターテナーの人が代わりに歌ったり。

水:「エクサン・プロヴァンス音楽祭」でも、オプション手配ですが、プログラムに入っています。

叶:ヴェローナとか有名ですけれど、音楽祭もいいですね。

水:昔と違ってオフシーズンのお祭りではなくなってきて、各地で質の高いものがありますね。たとえば、「バーデン・バーデン」などは聖霊降臨祭(5月)という良い季節に開催します。それから、ウィーンの音楽祭。これまであまり注目されていなかったけれど、ウィーンの郊外で6月、8月、9月にあります。6月はウィーン・フィルとウィーン・トーンキュンストラーとウィーン交響楽団、3つのオーケストラを3か所で聴ける豪華版です。トーンキュンストラーは、お馴染み佐渡裕さんが去年就任して注目されているし。楽しみです。

去就が注目のサー・サイモン・ラトル
グラミー賞受賞で話題の小澤征爾
礒山先生と行くライプツィヒ・バッハ音楽祭
ライプツィヒ・バッハ音楽祭/聖トーマス教会

叶:6月といえば、やっぱり礒山先生の「ライプツィッヒ・バッハ音楽祭」は外せませんね。

水:礒山先生の魅力って大きいですね。大家なのに、きさくで飾らない、サービス精神旺盛な方です。教鞭もとっていらっしゃるから、解説もわかりやすい。ですから、バッハにこだわらず、音楽がお好きな方は、是非ご参加いただきたい。きっと今までの何倍も音楽が好きになります。特に今年は、初めてベルリンの「古楽アカデミー」も入っていますから。質の高いオーケストラで、なかなか聴く機会がないので、貴重ですよ。

はまる!コンクールの魅力

叶:去年、「ショパン・コンクール」に行きましたけれど、感動しました。最初は音楽を競うってどうなのかなと、思っていたんですけれど、その考えが完全に変わりました。決勝ではファイナリスト10人のうち、9人が1番(ピアノ協奏曲第1番)を弾きましたからね、3日間で9回聴いたことになります。それでも感動しました。だから予選から聴いている方は、もっと感動したと思う。子供を応援している気分。

水:あれって、高校野球にある種通じるものがあると思いますね。どうしてかな?出場者が全身全霊をかけているからかな?

叶:観客も、出場者リストを持って、この子がいいとか、残っているとか言いながら、最後まで応援しているんですよね。

水:コンクールといえば、ショパンの他に、チャイコフスキー、エリザベートの3つで世界三大音楽コンクールというけど、それぞれ違う。たとえば、エリザベートとかは、商業ベースに乗ってないから宣伝もあまりしていません。本当に「音楽を愛するベルギー王室の私的なコンペティション」という感じです。そこに崇高さもあるし、実は要求される難易度の高さも一番と言われています。貴重なコンクールです。

音楽の旅、これから

水:ショパンといえば、今年はノアン(フランス)に行くコースを作りました。

叶:この前のショパン・コンクールでパリに行った時も、「ノアンに行けませんか?」とご要望がありました。パリから300km離れてますから、日帰りはできないですよね。ショパンお好きな方、是非お越しいただきたいですね。

水:まだ発表していないけど、バレエ鑑賞のツアーも実現したいですね。ガルニエ(パリ)とかサンクトペテルベルクで。それからベルリン・フィルも良いものがあったら、是非組み入れたい。ただ、ベルリン・フィルもツアーに出てしまうことも多いので、日程と合わせられるのは少ないんですが。それから、サイモン・ラトルです。ベルリン・フィルの退任が決まっているので、今後に注目です。

叶:楽しみですね。是非、皆様も本場で音楽にはまっていただきたいですね。

(注)カストラート
主にバロック期に多く登場した去勢された男性歌手のこと(現代では消滅)。独特の声質であったため、カストラートが歌うことを想定して作られた楽曲もある。

≪関連ツアー≫
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投稿:朝日インタラクティブ