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機関誌「旅なかま」掲載記事など最新のトレンドがわかるブログ

旅のアクセント

2016年09月12日

旅なかまvol.273 芸術の癒しを体感バルセロナへの旅

〔本稿は会員誌『旅なかま』2016年vol.273に掲載されたものです〕
ご新規のお客様には見本誌を無料でお送り致しますので、こちらのフォームからお申込みください。その際、「旅なかまvol.273希望」とご記入下さい。なお、部数に限りがございますので、お早めにお申込みください。

バルセロナ全景

バルセロナ全景

私は、オホーツク海と地中海の水平線による魔法にはまってしまった。今ではその線上で、自ら人生をかけて踊の踊りになっている。建築の世界に憧れて建築家アントニオ・ガウディの世界を勉強しようとバルセロナにまできてしまった。ここは、日本の実家とは生活習慣が全く違う。言葉もわからなかった。ガウディの研究というのは、まったくもって夢の世界であった。時間というは悪戯である。夢を描きはじめてから「面白い人生が始まる」と感じるようにしてくれたのだ。誰でもが持てる夢、それがどのように実現されるのだろうかと好奇心を抱くようになる。スペインでの生活習慣はとてもゆったりしている。空の色から、ターナー色のカラフルな空気、地中海の創作料理、ラテン語、ギリシャ語、コブト語などが交錯する異文化も堪能できるのだ。

バルセロナ、ゴシック地区

バルセロナ ゴシック地区©AST

旅立つ前は、言葉の弊害も含めて疑心暗鬼で日本を出ることに躊躇していた。しかし一度しかない自分の人生と思った瞬間、生きる術は自分で判断するしかないと心に言い聞かせた。そこで自分の足が一歩前に進む。海外は未知の世界とすると語弊だろうか。日本にいても他の地方というのは同じ未知の世界。広いようで狭い世界で生活していたことに気づく。そんな違いを挙げるときりがない。「えいっ」と一括、それらのしがらみを振り切る。そこで言葉のなかった時代にタイムトリップ。所詮は人間。どこかに共通点を見出すのもまた旅の楽しみではないだろうかとさえ思う。つまり人との出会いが好奇心を駆り立てる。それで私は日本から最西端に向かって一歩踏み出すことにした。まるでヘラクレスの旅にも似ている。しかも建築家ガウディというテーマに吸い込まれるように現地に赴いてきた。現地では自分の予定していた研究・実測調査を続けてきて今に至る。そんな私に声をかけてくれる人たちは、口を揃えるかのようにして「生活のこと」を尋ねる。確かにはじめは、海外生活の資金3年分を貯めてきたが現実と予想は違う。その違いも臨機応変に対応してバルセロナ住み着きながらガウディに携わってきた。しかも昨年からは世界で唯一の専門店としてのアトリエ兼プチ・ブティックORIOCC,S.L & Hiroya Tanakaまで構えるようになった。

ORIOCC,S;L. & Hiroya Tanaka

ORIOCC,S;L. & Hiroya Tanaka

私が住んでいるこのバルセロナは2000年以上の歴史がある。クレタ、フェニキア、ギリシャ、ローマ、回教徒、東洋と歴史的な変遷の中で現在のスペインが形成されてきた。そのような文化と社会環境の中で、人々は、寛容でありながら懐疑的である。これは歴史と地理的条件がその裏付けになっていると言っても不思議ではない。生活環境と建築はその国を築き見事な遺産までも残している。バルセロナだけでも建築の世界遺産は、ガウディの建築作品8軒、他にドメネック・モンタネールの作品であるカタルニア音楽堂やサン・パウ病院がある。他に、街の遺産となっているプーチ・カダファルク建築群も含めたモデルニズムもある。また歴史的建造物の遺跡としてローマ時代からの城塞もあれば、ロマネスク建築、やルネッサンス時代の建築さらに近代の著名な建築家たちの建築もバルセロナに集中している。この街が商業都市としてまた海外への玄関口にもなっている港街である。つまり資本家達や商人たちが集まりやすい地理的条件が整っている。

カサ・バトリョとカサ・アマトリエール

カサ・バトリョとカサ・アマトリエール

カタルニア音楽堂

カタルニア音楽堂

海外からの貿易船、クルザーにヨット、世界周遊する豪華客船などが寄港できる街でもある。しかも観光資源としてバルセロナの集客に拍車をかけているのが国際見本市である。定期的な大イベントの運営である。さらに人々の交流が盛んになり経済効果も高まっている。それを維持し続けているエネルギーが芸術である。芸術は生活に密着した「ゆとり」の部分であり必要不可欠な部分である。その開放感が「生活の癒し」、「街の癒し」となる。芸術が実は生活の一部なのだ。誰もが衣類を着るように、そして誰もがどこかで歌える。これは芸術の一部であり「生活の癒し」として不可欠なのだ。生活のための感性が芸術として花を咲かせているのがバルセロナである。中でも住み心地を追求したガウディが時代を超越して未だに人々の心に訴えかけている部分は、つまりこの「芸術による癒し」なのだ。まるで素晴らしい絵画を見るように鑑賞する側の感性によってどのようにでも想像を駆り立てる。そのようにて旅行先の街やモニュメント、芸術作品に触れたとき、人々の心はときめき、感性が歌い出し旅行の思い出として「生涯の癒し」となる。

それが旅の味わいなのかもしれない。

バルセロナから真心を込めて
田中裕也

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写真提供 田中裕也氏

 

バルセロナ市内

バルセロナ市内

田中裕也(Hiroya Tanaka)氏の横顔
芸術のバルセロナ

グエル公園©Hiroya Tanaka

カサ・バトリョ

カサ・バトリョ©AST

カタルニア音楽堂

カタルニア音楽堂©WIKIMEDIA COMMONS

サグラダファミリア聖堂内

サグラダファミリア聖堂内 ゴシック地区©WIKIMEDIA COMMONS

カサ・ミラ

カサ・ミラ©AST

サンパウ病院

サンパウ病院©Hiroya Tanaka

投稿:首都圏発海外旅行担当