出発地を選択してください。出発地はいつでも変更できます。
出発地を選択してください。
×
MENU

機関誌「旅なかま」掲載記事など最新のトレンドがわかるブログ

旅のアクセント

2012年10月11日

2012年10月11日 旅なかま10・11号 ラオス古寺めぐり

〔本稿は会員誌『旅なかま』2012年10 ・11月号に掲載されたものです〕
ご新規のお客様には見本誌を無料でお送り致しますので、こちらのフォームからお申込みください。その際、「旅なかま10 ・11月号希望」とご記入下さい。なお、部数に限りがございますので、お早めにお申込みください。

pickup_2012_1011_laos_title.jpg

 ラオスは、周囲が陸つづきで、海がなく、人々は海を見ず、大きな川に接しています。これがメコン河で、ラオスの北から南にかけて、長々と流れています。人々は中国南部から移住してきたタイ族の一種で、ラオス語はタイ語と類似しています。その宗教も上座部仏教を信奉し、もともとカンボジアから伝わりました。習慣もタイ族と似ています。仏教建築や仏教美術は、幾分、タイ風ですが、ラオス独特の様式と美しさをもっています。
 この国を形成するラオ族は、その故郷が北部のルアンパバンにありました。14世紀にファー・グム王という大王が、「百万の象の国」を意味する、ランサン王国を設立し、都がそのルアンパバンにありました。メコン河が大きく蛇行して流れる中側に、王都を設け、1975年まで、栄えたのです。現在、国王はおりませんが、この古都には、昔は65ヶ寺あり、現在は約30ヶ寺があると言われます。
 ラオスの古都めぐりの中心は、やはりこの王都があったルアンパバンにあります。それらの内、最もすばらしいお寺は、王家の王宮寺院にあたるワット・シェントーン寺です。このお寺を建てたのは、後の16世紀に現れた名君、セタティラート王によりました。
 この王は、この王宮寺院のみならず、ラオスの古刹を修復し、またすぐれた青銅仏を造りました。その偉業は、仏教美術史の上で、特に注目されます。その一つが、西暦前307年に創建されたラオス最古の仏塔、プラ・タート・ルアン仏塔の再建でした。この大仏塔は、ビエンチャン都にあり、ラオスの国民の誇りとする名刹で、ラオス独特の仏塔の形をなしています。境内は常に、きれいに清掃が行きとどき、実に驚かされます。 
 古都ルアンパバンの最大の魅力は、この大王が整美したパク・オー窟にあります。メコン河の上流へと、小舟に乗って訪れる名刹で、この洞窟の中には、約4千体もの小さな仏像がおかれているのです。ラオスの人々は、家で礼拝してきた仏像を、その人が死ぬと、お寺の中に置く習慣があります。そのため、この洞窟もそうですが、ビエンチャンのワット・シーサケット寺のように、6840体もの仏像が、たまっていってしまったのです。
 お寺の魅力は、ラオス特有の様式をなす仏堂と仏像にあります。そして最高の魅力は、お堂の入口や窓の扉に見る木彫です。これらが実にかわいらしく彫られているのです。ヒンドゥ教の神々まで彫りこまれ、豪華です。
 古寺めぐりには、規則があります。内部には裸足となり、お線香を本尊の仏像にあげ、布施箱にお金をおさめて、読経・礼拝し、その後、内部の壁画などを見学いたします。人々はいつも明るく、特に目が美しく、あたたかいのは印象的です。

pickup_2012_1011_laos_prof.jpg

◆関連ツアー◆
伊東照司先生同行「ラオス古寺巡礼」

投稿:朝日インタラクティブ