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白いアルプスの峰々、青い湖、深い渓谷など、様々な風景が左右の車窓に次々と展開するのがなんと言ってもスイス鉄道の旅の醍醐味です。車や大型バスで高速道路やアルプスの長大トンネルを走り抜けて行くだけでは味わえない旅の楽しみです。
スイスでも鉄道の高速化はすすんでおり平野部では新型の特急列車が時速200キロ近いスピードでスイスイ走りますが、山間部やアルプス越えのルートに入るとトンネルや鉄橋、ループ線で山々に大接近しながら勾配を上っていく風景が残されています。もう一つの鉄道の楽しみは登山電車。歯車のついたラックレイルなど様々な方式を使って信じられないような急勾配をよじ登っていきます。標高2000メートル付近の森林限界を越えたあたりから広がる荒々しいアルプスの風景はスイスの登山電車共通の楽しみです。
数々ある鉄道路線の中でも、名実共にトップは、やはり「氷河特急」。スイスアルプスを東西に横断するルート、東部の高級リゾート、サンモリッツからマッターホルンで有名なツェルマットまで280キロを約8時間かかって結んでいます。断崖絶壁の渓谷を抜けたかと思うと穏やかな湖畔や牧草地の風景。やがて峠に差し掛かるとアルプスが迫り氷河が広がるなど、その車窓の風景は見るものを飽きさせることはありません。全線乗車する時間の無い場合には一部区間でもOK。充分に山岳風景を楽しめます。クラシックな雰囲気で有名だった食堂車は今年いっぱいで廃止予定です。車窓に映り行くアルプスの風景を食堂車から楽しむのには今年が最後のチャンスです。
もう一つスイスを代表するのがパノラマ特急です。レマン湖畔のモントルーからツバイジンメンまでの約2時間のルートです。緑の牧場に牛や羊の群れ、丘の上の教会と青い空、遠くにアルプスの白い峰といった、「アルプスの少女、ハイジ」のイメージ通りの世界が続きます。自慢の瀟洒なデザインの車輌はフェラーリなどのスポーツカーのデザインでも知られるイタリアの工房、ピニンファリーナの作品。鉄道ファンならずとも一度乗ってみたいと思わせる、そんな車輌も楽しみなパノラマ特急です。
(「スイス鉄道の旅」著者:根本一哉)
お申込・問い合わせ:03-5777-3377(海外旅行)/03-5777-6688(国内旅行)
営業時間:月〜金(09:30〜18:00)/ 土・日曜・祝日 休業
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