  
黄金色の季節 9月はヨーロッパが色彩豊かに変化をとげる季節。木々は緑から深い赤、黄金色に徐々に色づいていきます。
フランス、ドイツ、ロシアなど、ご参加のお客様のお目にとまった風景から、美しい季節の色をご紹介してまいります。
  
メープル色の秋を訪ねて
シュガーメープルが赤く染まる頃、カナダに秋が訪れます。カナダの「メープル街道」は世界遺産にも指定されたフランスの趣が残るケベック・シティーから、五大湖の一つオンタリオ湖西岸部まで約800kmにわたる世界一の紅葉の名所といわれています。
その中でも、紅葉の名所ローレンシャン高原に足を運べば、そこは真っ赤に染まったメープルと静かな湖のあるリゾート地。メープルシロップの香り漂う、かわいらしい街のなかでゆっくりお散歩を。
そして、隠れた紅葉の名所マスコーカ地方では、まるで木々に絵の具を塗ったように一面赤く染まったメープルの森の中をハイキング。上を見上げれば、秋空と真っ赤なメープルの葉の美しいコントラストが、下を見下ろせばメープルの落ち葉でできた赤い絨毯が、そして視線を戻すと、そこには野生のムース(ヘラジカ)やビーバーたちに出会えるかも。このマスコーカ地方でも紅葉の名所として知られるアルゴンキン州立公園は、まさに大自然の宝庫。人間の手が加わっていない自然の美しさがそこには残されています。
一年のうちで一番短い季節「秋」を満喫しに「メープル街道」に足を運んでみては。
  
春の色を探しに南部アフリカへ
8月 〈オレンジ色の大地ナマクアランド〉
南アフリカで一番古い港町、ケープタウン。その600km北にナマクアランド地方はあります。そこは、普段何もない半乾燥地帯ですが、年に一度、8月の、春の訪れと共に、自然からの贈り物が届きます。見渡す限りにオレンジ、ピンク、白、黄色など色鮮やかな花の絨毯が敷きつめられ、その自然の素晴らしさは、こう表現されます。「ナマクアランドを訪れた人は2度泣くだろう。まずこの地を訪れたとき。そしてこの地を去らねばならないとき。」
ナマクアランドに春が訪れる。
10月 〈青紫色に染まる都市ジャカランダシティ(プレトリア)〉
南アフリカの行政上の首都、別名「ジャカランダシティ」とも呼ばれるプレトリア。もともとブラジルより持ち込まれた2本の苗木から始まったといわれるジャカランダの街路樹も今では7万本になり、毎年10月、プレトリアに春の訪れを知らせるかのごとくこの街を青紫色に染めます。
南部アフリカの春を探しに旅に出ましょう。
(文・小澤祐介)
  
|