ガラパゴスに来ると、
なぜこんなに優しい気持ちになれるのでしょうか? 生まれたばかりのアシカの赤ちゃんのあくびをする姿、子供同士でじゃれ合う姿、今年こそは可愛い彼女を探そうと必死で自己PRに精を出すグンカンドリ、届きそうで届かないサボテンの花に飛びつこうと頑張るリクイグアナ、「ご飯を持ってきたよ!」とカツオドリの親が雛に餌を渡す微笑ましい瞬間を一転してサッと空から天敵が横取りする姿。どれも私達の目の前で繰り広げられる大自然界のいとなみです。可哀想と思ってしまう自然の摂理を私達が介入して助ける事も出来ませんし、水を求めて人間に近寄ってくる鳥達にペットボトルの水一杯をも上げること、それもしてはいけません。そんなさまざまなルールをナチュラリストガイドと呼ばれるガラパゴス保護の為に様々な知識、経験を持ったガイドから学びながら各島を訪問します。時には寝ているアシカの間を「ごめんねぇ〜」と謝りながら歩くことも、交尾をする海鳥の横で「失礼しました!」と見てみぬ振りして通る事も度々、私達は一訪問者であって、彼らの生活をのぞかせてもらっていると言った方が早いのでしょう。
「我、関せず」と訪問者を気にせず気ままに過ごす動物達にきっと皆様は目を細める事に間違いありません。皆さんが歩くこのガラパゴスの大地は全て火山島、幾つもの火山が集まってこのガラパゴス諸島は形成されています。最近では2005年の5月にフェルナンディーナ島、11月にイサベラ島のシエラネグラ火山で爆発がありました。約5年に一度の周期で噴火が起こるガラパゴス諸島はまだまだ活動中の島があり、一方では400万年前に出来た古い島を今は一度に見ることが出来ます。火山島はガラパゴス海底を形成しているナスカプレートの移動に伴い、東に位置する南アメリカ大陸へ向け毎年約4センチずつ移動しています。これは人間の指の爪が伸びる速さと同じとの事、いつかこのガラパゴス諸島もプレートの移動に伴って南米大陸の下に沈んでいくわけで、爪を切る行為が愛おしく思うのもガラパゴスに行ったことがある人のみが感じる一生の幸福感です。
「動く島々〜ガラパゴス諸島」は二つとして同じものはありません。クルーズ客船から望む島の風景、野生の営み、毎日が新しい発見の連続です。好奇心に胸を躍らせていた子供時代の自分に戻れる場所。地球最後といわれる「動物の楽園」ガラパゴス諸島に是非お越し下さい。 |