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添乗員による最新の添乗報告

添乗員ブログ

2018年12月11日

10/22発 【美の旅】ドイツ・スイスの美術と古都を訪ねて 11日間 添乗員:野口みなみ

世界の名画を訪ねる【美の旅】のシリーズの定番コースであり、ここ最近更に人気が再燃中の「ドイツ・スイスの美術と古都を訪ねて」に行ってきました。

このコース、「ドイツ・スイス」と言いながら、なんとフランスも入っています。ドイツのフランクフルトから始まり、フランスの北東部であるアルザス地方のコルマールを訪れ、その後スイスの街々を巡り、最後にまたドイツに戻ってミュンヘンを訪れます。
沢山の町を訪れてますが、基本的に宿泊は2連泊ずつのため忙しなく動き回るということはなく、ゆとりある日程です。

行きはドイツのフランクフルトから、帰りはミュンヘンから、ルフトハンザ ドイツ航空で東京との直行便が飛んでおり、更に嬉しい羽田発着でアクセスもらくらく♪
早すぎない出発時刻のためか、グループの半数は関西からご参加いただいたお客様でした。(「美の旅」ではほぼ全てのコースで大阪・名古屋・福岡・札幌~東京間の国内線を無料でお手配いたします!)

今回の旅は【美の旅】の定番人気コースというのも納得の濃密な内容で、朝日サンツアーズの【美の旅】の良さが詰まった旅でした。こんなに美術作品を続けて見られる時間はそうそう無い!というくらい、連日たっぷり美術に浸かる日々で、毎日名画の力を浴びていたような印象です。

それでは、現地で見てきた名画の一部と美術館、魅力ある街々をご紹介しましょう。

【ドイツ】フランクフルト

高層ビルが建ち並ぶヨーロッパ有数の金融都市であると同時に、芸術の街としても知られ、マイン川沿いには“博物館通り”と呼ばれる通りがあり、9つの美術館、博物館が一筋に並んでいます。

◆シュテーデル美術館
1815年に銀行家であり美術コレクターであったヨハン・フリードリヒ・シュテーデルの遺言により設立されました。14世紀初期から現代に至るまでの西洋絵画の名作が揃っています。

  

フェルメール「地理学者」        レンブラント「目を潰されるサムソン」

 ボッティチェリ「若い女の肖像」

フランクフルトのランチでは名物肉料理の盛り合わせをいただきました。大きなソーセージに皮がパリパリでお肉がジューシーな豚のすね肉など、ボリューム満点ですがとても美味しい♪付け合せにザウアークラウト(キャベツの酢漬け)とポテトで、早速ドイツ気分を満喫です!

※1人前ではなく、5名ほどでシェアしました!

【フランス】コルマール

ドイツと領有権争いを繰り広げられてきたフランス、アルザス地方。その歴史の中で独特な文化が育まれ、フランスでありながらドイツ的な雰囲気が感じられます。アルザス・ワイン街道の中心地として知られる街、コルマールは、カラフルな木組みの家の街並みが有名アニメーション映画の舞台のモデルとして描かれるほど可愛らしく、多くの観光客が訪れる人気の街です。

     

 

◆ウンターリンデン美術館
13世紀の修道院を改造した美術館で、15〜18世紀の西洋絵画を中心に考古学的な出土品や現代美術まで、幅広く展示されています。ここで最も有名なグリューネバルトによる10枚から構成される「イーゼンハイムの祭壇画」は見事な迫力で、一度見学した後も「もう一度見たい!」と展示部屋に戻られるお客様が何名もいらっしゃいました。

  

 

こちらはコルマールでいただいたアルザス地方名物のタルト・フランベ(アルザス風薄焼きピザ)。大きさはありますが、厚みが無くホワイトソースがあっさりした優しい味で食べやすいです。デザートのお皿もアルザスらしくて可愛いらしい♪

  

 

【スイス】バーゼル

国境を越えて、ドイツ・フランス・スイスの三カ国の国境が接する町バーゼルへ。スイス最古の歴史を誇る大学があり、中世の雰囲気を残す旧市街も魅力的です。市内には40ほどの美術館、博物館が集まる文化的な都市でもあります。

◆バイエラー財団美術館
バーゼルの隣町リーエンの、とても閑静で開放的な環境の中にある美術館。敏腕ディーラーとして名を馳せた美術商のエルンスト・バイエラー氏によるコレクションで、近現代の作品が充実しています。広々とした公園内に建つレンゾ・ピアノ氏による設計の建築も注目で、外からの自然光がよく入りとても素敵なのびのびとした雰囲気が漂っていました。今回はセザンヌやモネ、ピカソ、クレーーなどの常設展のほか、ピカソが「20世紀最後の巨匠」と称えたフランスの画家、バルテュスの特別展も見学しました。

  

 

◆バーゼル美術館
1671年開設、世界最古の公共美術館の1つで、スイス最大の美術館です。エントランス前の中には、ロダンの彫刻『カレーの市民』があります。フランドルやドイツ・ルネサンス絵画のほか、印象派のコレクションも充実していますが、ここで必見なのは19世紀スイスの画家、ベックリンによる死の島』です。この作品は20世紀ヨーロッパで大変有名になり、ラフマニノフはこの作品から着想を得て交響詩を作曲しました。『死の島』は5枚作成され、最初の描かれたのがこのバーゼルにある作品です。

     

 

【スイス】ベルン

スイス連邦の首都ですが、都市の規模としてはチューリヒ、ジュネーヴ、バーゼルに次いで4番目です。ゴシック様式の教会やアーケード街、いたるところで見られる噴水など、中世ヨーロッパ都市の姿を伝える美しい町並みが残っており、「ベルン旧市街」がユネスコ世界遺産に登録されています。

時計台と町の名の語源である『熊』の噴水

◆パウル・クレー・センター
20世紀スイスの画家で、独特の作風で知られるパウル・クレーはベルン出身で、ベルンの町外れに約4,000点ものコレクションを所蔵するパウル・クレー・センターがあります。バイエラー財団美術館と同様にレンゾ・ピアノによる建築はユニークな外観で、周囲の開放的な環境と、明るくモダンな建物内の雰囲気も素敵でした。説明を聞きながらたっぷりと見学していくうちに、不思議で独特で、どこか可愛らしいクレー作品にますます興味が湧きました!

     

 

◆ベルン美術館
フラ・アンジェリコなど初期ルネサンスの作品から、セザンヌ、マチス、ピカソ、カンディンスキーなど19、20世紀の名画が充実しています。今回はベルン出身の画家、フェルディナンド・ホドラーの特別展を開催中で、そこまで広くはない美術館ながらも大変見応えがありました。

     

 

【スイス】ルツェルン

今回は生憎のお天気でしたが、周囲を山々に囲まれ湖のほとりに位置する自然豊かな美しい町です。新市街と旧市街をつなぐ湖上には、ヨーロッパ最古の屋根付き木造橋・カペル橋がかかっています。

カペル橋からの風景

ローゼンガルト・コレクション
アートディーラーのローゼンガルト父娘が収集したコレクションです。残念ながら館内は撮影不可のためお写真がありませんが、19、20世紀絵画を中心に、特にパウル・クレーのコレクションとピカソのコレクションが大変充実しています。ピカソ自身とも親交のあったローゼンガルト家のコレクションならではの、貴重な作品の数々は素晴らしかったです。

【スイス】チューリヒ

スイスの交通や経済の中心地であり、美術館や劇場なども充実した文化都市でもあります。

チューリヒ美術館
スイス最大規模のコレクションを誇る美術館で、一日過ごしたいくらい見ごたえがありました。セガンティーニやホドラーなどスイスの名画、ルーベンス、レンブラントなどオランダ・フランドル絵画、印象派やゴッホ、セザンヌなど19,20世紀絵画に、アルベルト・ジャコメッティの彫刻など、広い時代にわたる大変充実したコレクションです。個人的には今回一番お気に入りの美術館で、特にシャガールの部屋とホドラーの部屋が印象的でした。

        

 

【スイス】ヴィンタートゥール

チューリヒから北東に位置する街、ヴィンタートゥールにも日帰りで訪れ、世界的な美術蒐集家オスカー・ラインハルトによるコレクションである2つの美術館を見学しました。

◆オスカー・ラインハルト・コレクション“アム・レーマーホルツ”
オスカー・ラインハルトが晩年に暮らした邸宅で、郊外の閑静な環境の中にあり、邸宅周辺の森が黄色に染まって美しかったです。アングル、ドラクロワ、コロー、ドーミエ、クールベ、マネ、ドガ、モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホ、ロートレックなど、後期ゴシックから20世紀までの素晴らしいコレクションが並び、オスカー・ラインハルトのセンスの良さが感じられるようでした。特にルノワールのコレクションが大変充実しており、ルノワールらしさ溢れる柔らかで可愛らしい女性たちの絵はもちろん、最初期の作品もあり興味深かったです。

  

  

昼食は美術館内のカフェでいただきました。地元の人々にも人気が高く、日曜日のブランチを楽しむ人々で賑わっていました。

  

 

◆オスカー・ラインハルト美術館“アム・シュタットガルテン”
主に18世紀末〜20世紀半ばのスイス、ドイツ、オーストリアの画家の作品が展示されており、ホドラーやベックリン、カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ、フィリップ・オットー・ルンゲのコレクションが充実していました。

  

 

【ドイツ】ミュンヘン

最後にまたドイツに戻り、ミュンヘンへ。バイエルン王国の都として芸術を愛した君主達のもと、ヨーロッパでも名だたる文化的な美しい都市となった街で、歴史ある芸術都市としての一面と、現代的でハイテクな一面が上手く融合した街という印象を受けます。

マリエン広場の新市庁舎

ノイエ・ピナコテーク
バイエルン国王ルートヴィヒ1世によって19世紀に設立された「新美術館」で、その当時における現代絵画(18世紀半ば~20世紀の作品)を約5,000点ほど収蔵しています。ゴッホの「ひまわり」やベックリン「波間のたわむれ」、クリムト、モネ、ゴーギャン、セザンヌ、フリードリヒの作品などを見学しました。

     

 

アルテ・ピナコテーク
世界でも最古の公共美術館の一つで、バイエルン王家ヴィッテルスバッハ家の至宝を展示しています。ダ・ヴィンチ、ラファエロなどのイタリア絵画、ホルバイン、デューラー、クラーナハなどのドイツ絵画、ルーベンス、レンブラントなどのオランダ、フランドル絵画など、西洋絵画の巨匠達の作品が数多く並び、どれだけゆっくり見学しても時間が足りないほどでした。また、今回は特別展「フィレンツェの画家たち~ジョットからダヴィンチまで~」もご覧いただきました。現地でもかなり話題になっているようで、入場前は長蛇の列が出来るほどの人だかり!

        

 

レーンバッハ・ギャラリー
ミュンヘンでは半日自由行動の時間があり、ご希望のお客様とレーンバッハ・ギャラリーを見学しました。カンディンスキーやフランツ・マルクなど「青騎士」派の画家たちの作品や、パウル・クレー作品が充実しています。

  

 


以上、今回の旅の思い出でした。(盛り沢山な内容の旅でしたので、どうしても長くなってしまいますね・・・!)

皆さまも是非、美術鑑賞の旅に出かけてみてくださいね。

 

「ドイツ・スイスの美術と古都を訪ねて」は、2019年も引き続き設定しております。美の旅の新しいパンフレットは近日中に完成予定!旅のご予定がある方は、是非お問い合わせくださいませ。

 

◆2019年の同コースこちら♪⇒ 【美の旅】ドイツ・スイスの美術と古都を訪ねて

◆その他、現在募集中の「美の旅こちら♪⇒ ≪東京発 海外旅行≫美の旅 美術鑑賞ツアー

◆現在イチオシの美術鑑賞の旅!⇒ ウフィッツィ美術館貸切特別企画

この記事の投稿者 野口みなみ