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機関誌「旅なかま」掲載記事など最新のトレンドがわかるブログ

旅のアクセント

2019年05月16日

旅なかまVol.300 ~旅なかま300号記念号に寄せて

明治学院大学講師 塚本 博氏    


~旅なかま300 号に寄せて-美の女神に誘われて~

これまでの朝日旅行による海外美術ツアーを振り返ると、印象に残ることは多々あるが、その中でも2008 年秋に催行した「フィレンツェ美術とトスカーナ都市めぐり」は、ある特別な情景が脳裏に甦ってくる。それはローマのスクデリエ美術館で開催された画期的なジョヴァンニ・ベッリーニ特別展が行程に含まれていたからだ。その頃、研究対象がフィレンツェ彫刻から徐々にヴェネツィア絵画にシフトしていたので、この特別展は一生に一度の見逃せないイヴェントであった。会場に並んだ60 数点に及ぶ世界中から集められたベッリーニ作品を、ツアー参加者に解説しているとき、体の中に何か熱いものが湧き上がってきた。一方では比類のない歴史的な名画を見ているという感銘があり、他方ではその実物を前にして口頭で説明している状況がある。硬質な文体の論文ではなく、わかりやすい口語で、しかも実物について解説する。この瞬間、海外美術旅行が成熟した今の日本で、もっとも意義深い仕事を実感したように思う。

朝日旅行の「旅なかま」で毎年紹介される私が同行する海外美術ツアーは、1999 年にさかのぼる。考えてみれ、「旅なかま」に継続的に20年間、私の美術ツアーが掲載されていたわけである。最初の5 年間ほどはイタリア美術周遊で、北はトリノから南はシチリアまで詳しく廻った。それから再度イタリアのヴェネツィアやフィレンツェを特集したツアーを組んだが、その間、ウフィツィ美術館、システィーナ礼拝堂、ボルゲーゼ美術館の貸切り見学という特別な企画も含まれていた。

「旅なかま」でそうした紹介記事を読むたびに、これらの美術ツアーは、テーマのある旅を掲げる朝日旅行ならではの企画であるように思われた。その後、2011 年秋から旅のコンセプトが拡大、アメリカ東部の美術館、ロシアの美術館、スペイン美術周遊、ベルリン美術館島、オランダの美術館など、世界中の芸術都市や美術館を同行講師として見て廻っている。

 

 

バルセロナガイド 木村 有紀子氏    


これまで様々なツアーを担当させて頂き、数々の思い出深い経験もさせて頂きました。

全体的に朝日旅行のお客様はロマネスクに興味をお持ちの方が多く、バルセロナのカタルーニャ美術館やサン・パウ・デル・カンプ教会、リポイの「石の聖書」とも称されるファサードで有名なサンタ・マリア修道院、ビックの司教博物館、サン・クガットの修道院など、多くのロマネスク芸術お客様と一緒に楽しませて頂きました。そのせいか、学生時代に初めてバルセロナのカタルーニャ美術館を訪れた時にはロマネスク美術もゴシック美術も区別が付かずにいた私が今では「ロマネスク」と聞くと直ぐに飛び付いてしまうほどになってしまいました。また、「美の旅」で10 人ほどのグループの中でお一人だけ男性だったことがあり、通常は毎日変わる運転手さんがこのグループの時だけは何故か4 日間同じ運転手さんで、「あの運転手さんと僕は心で通じ合っている!」と嬉しそうに仰っていたことや、「街歩き」コースの時に、女性が男女同権を求めてストライキを起こした日と重なり、予定されていバルセロナ歴史博物館が何の前触れもなく閉館してしまったので急遽グエル邸の観光に振り替えてご案内しましたが、そんな急な変更にも気持ちよく同意して頂きご協力頂いて、無事に観光を終えられたこともありました。

朝日旅行のお客様は「見たい」「知りたい」という意欲をより強くお持ちのようで、そのお気持ちが急な変更も逆にポジティブな変更として受け止めて頂けるのだと思います。更には、添乗員さんが皆さんを上手くアットホームな雰囲気にまとめて下さっているのも私達にはとても有難い点です。今のバルセロナは訪れることのできるモニュメントも数多くあり、2 〜3 日のご滞在で欲張って見て回ろうとするとどうしても観光予定を詰め込んでしまうことになりますが、寧ろそこをグッと堪えて(⁈)、思い切って訪れる場所の数を減らして1 ヶ所のモニュメントの滞在時間というのを長くしてみるのは如何でしょうか。どこのモニュメントも観光客で溢れかえっていて、モニュメントの空間に没頭するというのは難しいのが現状ではあります。それでも、それぞれのモニュメントの空間でご自分なりにそのモニュメントとの対話の瞬間が持てたら、それも一つの「美の旅」ではないでしょうか。

 

 

テ・アナウガイド 小川美佐子氏・明人氏 


「好きなようにガイドしていただいていいですよ」

20 年ほど前、ミルフォードサウンド観光に行く朝、ニュージーランド(以下・NZ)・クィーンズタウンのホテルロビーで添乗員さんから掛けられた言葉、これが私にとって、朝日旅行との関わりの中で「最初に聞いた言葉」でした。

1994 年、NZが何処にあるかも知らずに「一年間だけ」と来た私は、縁あって現地ガイドとなり、順応性の高さ?から半年後に永住権を申請、翌1995 年に取得、移住いたしました。その数年後に請けた、ミルフォードサウンド観光ガイドの仕事が朝日旅行との初めての仕事でした。この観光は往復600 キロの道のりを一日かけて移動するため、大抵の方は寝てしまいますが、朝日旅行のお客さまは、私のガイドを一生懸命メモしながら聞いてくださって、それが嬉しくて、応えるようにご案内いたしました。そして、朝日旅行のお客さまと添乗員さんをご案内して本当に良かったと思い、会社名をしっかりと覚えたのです。
数年後、小川明人が現地ハイキングガイドとしてご案内した際、冬季期間は仕事がなく、日本で色々な仕事をしているという話になり、その時に添乗員だった社員さんから「ウチで添乗員をしたら」と紹介していただいたのをきっかけに、2001 年から朝日旅行の添乗業務を始めました。

同じ頃、NZ のテ・アナウで日本人向けのハイキングガイド会社をスタートさせ、自社運営と朝日旅行の添乗業務を並行していき、その中で提案しておりました、私ども現地ガイドが同行するツアーが設定され、7 年ほど前から催行していただいております。こうして思い起しますと、改めて20 年近く朝日旅行と関わってきたことを実感し、「旅なかま」が発刊された1991 年の少し後、私どもが海外に出たことに何かしらの縁も感じずにはいられません。

300 号記念への拙文で、朝日旅行とお客さまにこれまでの感謝をお伝えいたしまして、取り巻く情勢が目まぐるしく変動する中にあっても、「旅なかま」がこれからも続くことを願っております。

 

 

エールフランス航空/ KLM オランダ航空東日本旅客営業部 


『旅なかま』創刊300 号、おめでとうございます。

朝日旅行は朝日新聞社のグループ企業として発足された経緯もあり、創設以来、あまたの旅行会社とは一線を画すテーマ性のある内容豊かなツアーを販売されてきました。(株)JTB との提携後もその姿勢はかわりなく、企業理念にもうたわれている通り「文化と交流」をテーマに様々な価値ある旅行商品を発表されつづけておられます。このことは文化の懸け橋の一翼を担う航空会社にとっても思いを同じくするところであり、エールフランス航空/ KLM オランダ航空がそのパートナーとして長年にわたり朝日旅行とともに様々な旅行商品をみなさまにご提供させていただいている理由の一つでもあります。

月刊誌『旅なかま』が300 号を迎えられるということは長年にわたって朝日旅行の価値ある旅が数多くの旅行者に支持されている表れであることは間違いなく、大変喜ばしいことと思います。

エールフランス航空は昨年、会社創立85 周年を迎えました。また、KLM オランダ航空は本年、会社創立100 周年を迎えます。両航空会社ともに日本への就航には60 余年の歴史を持ち、成田・羽田・関西の3 つの空港から常に最新のプロダクトと最上のサービスをもってみなさまをフランスへあるいはオランダへ、またその先の世界各地へお連れいたします。エールフランスではフランス流のエレガンスに満ちたサービスをご体験ください。機内に一歩踏み入れた瞬間からフランスを感じていただけることでしょう。KLM オランダ航空では、快適性を極めたオランダ・デザインのインテリアで統一された機内でお客様をあたたかくお迎えします。

KLM はお客様と心がつながる瞬間を大切にしています。エールフランス・KLM オランダ航空ともに日本路線には日本人客室乗務員を配置しております。また、お食事にも日本食をご用意し日本からのお客様にもまるでご自宅にいるようなゆったりとくつろいだ旅をご提供したいと心がけております。エールフランス・KLMオランダ航空を利用した朝日旅行の旅でどうぞヨーロッパへお出かけください。きっとご満足いただける時間をお過ごしいただけると思います。

 

 

第1 号発行人 間辺 恒夫     


~「旅なかま」300 号の歩み~

朝日サンツアーズの旅の機関紙をつくろうという構想は平成とともに生まれ、そして平成3 年1 月1 日に第1 号が誕生しました。

今、平成という時代が終ろうとしていますが、「旅なかま」300 号はまさに平成と共に生き、発展してきたということになります。

「旅なかま」という機関紙名は当時の柳澤保雄社長、初代の編集人の滝澤泰斗、発行人の間辺が「いい旅とは、いい企画、いい添乗員、そして何よりも旅の仲間であるお客様が一体となることで完成する」という認識を共有して決定されたものです。それはいい演奏家と聴き手である観客が一体化してすばらしいコンサートとなり得るのと同じです。モノクロのタブロイド版に始まり、B 5 の小冊子になり、そしてカラー版になり、更に現在のようなA 4 のカラー誌へと発展して来ました。平成の時代を超え、新しい時代へ向けて更なる飛躍を願ってやみません。

 

 

NATIONAL TOURIST OFFICE OF SPAIN

 スペイン政府観光局 プロモーションマネジャー 

                                                   風間 裕美氏

  


「旅なかま」300 号刊行おめでとうございます!

300 という数字は定期月刊号としてみても25 年超の長い年月が掛かるわけで、25 年前といえばスペインがやっとマドリード・トレドに南のアンダルシアやバルセロナが付いた旅行商品が人気を集め始めていた時代に、「旅なかま」ではスペインの北ロマネスク遺産・巡礼の道、それに最近やっと耳慣れてきているスペイン内陸部の歴史遺産や都市群を10 日から2 週間ほど掛けてじっくり探訪する旅を企画&集客し、正にスペインの旅の多様性と奥深さを市場に紹介しており、その先見性と知見には今も頭が下がる思いです。当スペイン政府観光局としても大いに新たなスペインの切り口を広める意味で本当にお世話になった朝日サンツアーズ様&機関紙「旅なかま」でした。

既に時代はその後のマドリード~アンダルシア~バルセロナ全盛から少々離れ始め、本来のスペインの滋味が堪能できるそれ以外の地方&都市への広がりを見せ始めています。その中で、今回の記念号では「旅なかま」愛読者の皆様にはもう珍しくはないとは思いますが、最近やっと注目され始めているデスティネーションをいくつかご紹介いたします。

スペインというと、数多くの歴史・文化遺産探訪を目的に行かれる方が多いですが、大自然やトレッキングなども楽しめる事は意外と知られていません。その代表的な存在が雄大な自然を楽しむアラゴン州のピレネー山脈周辺、そしてスペインの最高峰テイデ山を有するカナリア諸島です。
アラゴン州は、マドリードとバルセロナの中間に位置する地域で、北部にはフランスとの国境となるピレネー山脈があります。岩山が生み出すダイナミックな景色が広がる世界遺産にも登録されるオルデサ国立公園ではトレッキングや本格的な登山まで楽しむことも出来、氷河が作り出したガヴァルニー渓谷の迫りくるカールは圧巻です。もちろん、古い歴史あるこの地域では、初期ロマネスク建築が花開いた事を今に伝える建造物も見逃せない観光要素です。

次にご紹介したいのが、イベリア半島から南へ約1000 キロ大西洋に浮かぶ島、カナリア諸島です。七つの島からなるカナリア諸島は、火山の噴火によって生まれた群島で、ヨーロッパともアフリカとも異なる景観を呈しています。気候に恵まれたこの地は、その昔「幸福の島々」として知られた常春のリゾート地で、エキゾチックな亜熱帯性の植物や風光明媚な景色が訪れる人を飽きさせません。スペイン最高峰のテイデ山(3718m)に島全体を支配されるテネリフェ島、火山景観が織りなす絶景スポットが目白押しのランサロテ島、大陸のミニチュアとも言われるグラン・カナリア島など、どの島をとっても目を見張るような景観に圧倒されます。従来とは一味違った魅力と感動を求めて、次回のスペインは五感を震わせるような旅をしてみませんか。

 

 

 

第100 号発行人 滝澤 泰斗


~祝 「旅なかま」300 号~

朝日サンツアーズのご担当の方から「旅なかま」300 号になったとの報に触れ300 割る12 はとメールを読みながら計算機を手にしていました。何と、ほぼ四半世紀かと思うと、10 年ほどのお付き合いでしたが、感無量の思いになりました。既に鬼籍入られた当時の柳澤保雄社長は、口癖のように、「一度始めたら、絶対止めてはならない」と…継続は力などと簡単に言われますが、一躍を担ってゆく方は自分の力を信じつつ力を養って行ってください。更なる発展を祈念しています。

 

第200 号発行人 小椋 一恵


~「旅なかま」へ感謝をこめて~

いつも格別のご愛顧を賜りまして誠にありがとうございます。当時旅なかまの編集を担当し、朝日ならではの講師の先生方のインタビューなどを経験させていただき心から感動し、この仕事を誇らしく感じました。今日まで続いてきた「旅なかま」という名に込められた意味を確と受け止め、ご愛顧くださるお客様皆様にご満足いただける特集をこれからもずっとお伝えしていきたいと思います。
平成から新たな時代へ。私達社員も柔軟に変化に対応し、お客様の声を一番大切にテーマあるゆとりの旅創りに努めてまいります。今後とも変わらぬご愛顧をよろしくお願い申し上げます。

 

投稿:WEB管理担当