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機関誌「旅なかま」掲載記事など最新のトレンドがわかるブログ

旅のアクセント

2016年02月05日

『オペラの国』でイタリア・オペラを体験!《珠玉のイタリアオペラ鑑賞とヴェルディ紀行》

〔本稿は会員誌『旅なかま』2016年2月号に掲載されたものです〕

旅なかま2月号P.13

 

オペラは〝総合芸術〞と言われます。演出、音楽、舞台美術、衣装、大勢の人たちが、それぞれの役割を担って、ひとつの夢の世界を創りだします。イタリアはその本場〝オペラの国〞といわれます。
特にご当地ものといわれる作品の公演では、出来の良い時の劇場を揺るがす万雷の拍手喝采、悪い時に浴びせられる情け容赦のないブーイング、あるいは、両方が混ざった混沌とした独特な状況が醸し出されることもあります。公演を支えていることを自負し、またオペラへの愛に満ちた地元のファンで埋まった熱気のこもった客席も、この〝総合芸術〞の一部といえるかもしれません。そうした公演を鑑賞したときの満足感、充実感は、本場でなければ、なかなか体験できるものではありません。
イタリアのオペラでは、一般的に『愛』や『憎しみ』といった、人間の感情の直接的で単純明快、ドラマティックな表現が好まれています。同じ作品でも、観念的、抽象的な演出、解釈が多いドイツ圏のオペラ公演に比べると分かり易く、お茶の間で人気のテレビの2時間ドラマの展開のように思えたりもします。娯楽として楽しむ芸術というものを実感できます。

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〝水の都〞ヴェネツィアの象徴《フェニーチェ歌劇場》と、〝芸術の都〞ミラノの、世界三大オペラハウスのひとつ《スカラ座》は、イタリアを代表するオペラ・ハウスです。昨今の国の財政難から、以前に比べると公演回数も減り、昔日のような豪華絢爛な舞台美術や衣装は期待できなくなっていますが、オペラの国のプライドを担う2つの歌劇場の公演は、それを補って余りある、内容的に上質な内容が期待できます。

 

投稿:朝日インタラクティブ