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“美”を愛でる国、イタリア旅行へ。ツアー添乗員がおすすめする歴史と芸術をめぐる旅6選

イタリアと聞いて、何を思い浮かべますか?

数多くの世界遺産を有する国、イタリア。楽しみ方のバリエーションは豊富で、幅広い年代の人がイタリア旅行を楽しんでいます。とくにイタリア料理は世界中で愛され、イタリアと聞いて真っ先にパスタやピザを思い浮かべる人も多いでしょう。

でも、イタリアの魅力は「食」だけではありません。ピサの斜塔やコロッセオなど歴史的な建造物をはじめ、イタリアには数多くの美術館があり、貴重な美術品が収蔵されています。さらにイタリアは音楽とも関係が深く、オペラもイタリアが発祥。こうした歴史や芸術の“美”に触れることは、イタリア旅行の醍醐味のひとつです。

今回はそんなイタリアが誇る美しい世界遺産と、絵画ファンなら一度は訪れたい美術館をめぐる旅を紹介しましょう。


【歴史探訪】イタリアの美しき世界遺産都市をめぐる

イタリアは世界遺産の登録数が世界でもっとも多く、その数は51箇所にも登ります。なかでもローマやフィレンツェが世界遺産の歴史地区として有名ですが、中世を色濃く残す歴史的にとても価値のある街がイタリアには数多くあり、そのどれもが唯一無二の存在になっています。


[ヴェネツィア]“水の都”でのんびり水上散歩



イタリアの北東部にあるヴェネツィアは、ユネスコ世界遺産に登録された美しい都市です。100以上の島々が橋と運河で結ばれ、水と建物が調和する美しい街、「水の都」と言われています。

ヴェネツィアを訪れたらゴンドラと呼ばれる伝統的な小さな船に乗って観光するのがおすすめ。入り組んだ水路を進みながらヴェネツィア独特の風景や建物をのんびり眺めることができます。


▲ヴェネツィア ドゥカーレ宮と鐘楼

また、ドゥカーレ宮殿やサンマルコ寺院が囲む街の中心部、サンマルコ広場には、多くの飲食店が広場にお店を並べています。時には音楽の生演奏が聴けることもあるので、美しい歴史的建造物を眺めながらゆったり食事と音楽を楽しむ、イタリアらしい時間を楽しめるでしょう。


▲サンマルコ広場

【ツアー添乗員のヴェネツィアおすすめポイント】
ヴェネツィアの街を一望するには、鐘楼に登って見渡すのがおすすめ。なかでもサンマルコ広場に建つ大鐘楼が有名ですが、観光客が集まる人気スポットでもあることから登るにはいつも長蛇の列に並ばなければなりません。もしも時間が限られている方は、サンマルコ広場対岸のサン・ジョルジョ・マッジョーレ島の鐘楼に行ってみてください。それほど並ばずに、サンマルコ寺院やドゥカーレ宮殿を一望する「これぞヴェネツィア!」という景色を眺めることができます。隠れた撮影スポットでもあるので、ぜひ足を運んでみてください。



[シエナ]レンガに囲まれた美しい城郭都市で青空ランチ



トスカーナ地方の小さな城郭都市、シエナ。レンガで造られた建物に囲まれた街並みは、どこか落ち着いた温かみのある雰囲気をもっています。街中のどこを歩いても中世の香りが色濃く残るため、のんびり散歩をするだけでもイタリアの深い歴史に触れることができます。


▲カンポ広場

おすすめスポットは、世界一美しい広場とも言われるカンポ広場。中央に向かって雨水を排水できるように地面が傾斜しているなど、カンポ広場は建築も芸術も、美しさだけでなく機能性も兼ね備えるイタリアらしさが凝縮された広場といえるでしょう。周辺にはレストランやお土産屋も多く、天気が良ければ広場でのんびり過ごすのもいいですね。


[アルベロベッロ]“おとぎの国”で三角屋根のトゥルッリに泊まる


▲世界遺産にも登録されているトゥルッリ

イタリア南部に位置するアルベロベッロは、世界遺産にも登録された伝統家屋があります。この白い壁に円錐型の石積み屋根の家は「トゥルッリ」と呼ばれ、16~17世紀に建てられたもの。今でも約1,500軒が残っており、なかにはホテルやレストラン、お土産屋に改装され、中に入ることができるトゥルッリもあります。

小さく可愛らしいトゥルッリが連なる街は、まるでおとぎの国のよう。せっかくアルベロベッロへ行くなら、ぜひトゥルッリのホテルでの宿泊やレストランでのお食事をお楽しみください。



【芸術探訪】本物の“美”に触れる珠玉の3大美術館をめぐる

イタリアはローマ帝国時代やルネサンス時代に、ヨーロッパの中心としてさまざまな文化を繁栄させてきました。そんなイタリアには多くの美術館が存在し、貴重な作品が展示されています。ここではイタリアの、広くはヨーロッパの文化を知るために見逃せない、観光スポットをご紹介します。


[ウフィッツィ美術館]フィレンツェでルネサンス時代を旅する



芸術の都、フィレンツェ。ルネサンス美術の原点でもあるこの街は、歴史と文化はもちろん、さまざまな芸術に触れることができます。

とくにおすすめしたいのが、ウフィッツィ美術館。16世紀にメディチ家がつくった歴史ある美術館には、ボッティチェリやダ・ヴィンチの作品など、世界的にも有名な2500点もの芸術作品が展示されています。


▲ボッティチェリ「プリマヴェーラ(春)」


▲ダ・ヴィンチ「受胎告知」

ほかにもボッティチェリ「ヴィーナスの誕生」や、ミケランジェロの「聖家族」、ラファエロの「レオ10世と二人の枢機卿の肖像」など、貴重な絵画を数多く鑑賞することができます。

こうした絵画を観るために世界中から観光客が訪れるため、チケットを入手するのに待ち時間がでてきてしまうことがあります。スムーズに入場するためには、事前にチケット販売サイトで予約をするか、フィレンツェ市内の美術館や博物館に予約・行列なしで入場できる「フィレンツェカード」を利用するとよいでしょう。

【ツアー添乗員のウフィッツィ美術館おすすめポイント】
かつては有名作品のほとんどが3階に集中していましたが、ここ3~4年かけて多くの作品が2階に移りました。ダ・ヴィンチの3点だけを展示する特別室など、全体的にスペースが広くなったぶん、ゆったりと鑑賞できるようになったので、以前、ウフィッツィ美術館を行ったけれどゆっくり鑑賞できなかった人は、ぜひまた訪れてみてください!



[ヴァチカン美術館]世界最小国でカトリックの歴史と美に触れる



ローマには、世界最小の国ヴァチカン市国があります。カトリックの総本山でもあるヴァチカン市国のおすすめスポットは、世界最大の宗教美術の収蔵数を誇るヴァチカン美術館。もともとは宮殿だったこともあり建物自体がとても美しく、複数の美術館・博物館が集まってできているのが特徴です。


▲イタリアの画家、ラファエロの間に展示されている「アテネの学堂」

最大の見どころは、ミケランジェロの「天地創造」や「最後の審判」といった天井・壁画で飾られたシスティーナ礼拝堂。ほかにも「アテネの学堂」が展示されているラファエロの間や、ヘレニズムの傑作といわれる彫刻「ラオコーン」があるベルヴェデーレの中庭など、美術ファンなら必見の作品がたくさんあります。


▲サンピエトロ大聖堂

また、ヴァチカン市国の代表的な建造物であるサンピエトロ大聖堂もぜひ訪れたいおすすめスポット。キリスト教の教会建築としては世界最大級で、12使徒のひとりであるペテロの墓所をまつる聖堂でもあります。内部にはミケランジェロの傑作である「ピエタ像」もあり、ドーム部分の「クーポラ」に登ればヴァチカン市国を一望できる絶景を楽しむこともできます。

【ツアー添乗員のヴァチカンおすすめポイント】
ヴァチカン美術館内はストロボやフラッシュを使用しなければ撮影可能ですが、システィーナ礼拝堂だけは撮影不可なのでご注意を。撮影できないぶん、オペラグラスを持参して天井画の細部まで鑑賞しましょう。見学後は、礼拝堂右手の出口から階段を下りると、サンピエトロ大聖堂へ直接入場できます。大聖堂の正面入口では手荷物検査でいつも長蛇の列なので、このルートなら比較的スムーズに入場できますよ。



[サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会]世界都市ミラノの中心で「最後の晩餐」を巡礼する


▲ダヴィンチ「最後の晩餐」

イタリアの美術館めぐりの旅で美術ファンなら見逃せないのが、ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の壁画、ダヴィンチの「最後の晩餐」です。

キリストが12使徒との最後の晩餐の中で「この中に裏切り者がいる」と予言した瞬間を描いたもので、驚く使徒たちのなか、ユダは恐れおののくような表情をしています。その手には政府から受け取った銀貨の入った袋が……(ここではユダの裏切りの象徴として描かれています)。緊迫の瞬間が蘇るような絵画ですが、細かく見ていくとキリスト教において重要なモチーフが細部にちりばめられていて、芸術作品としてだけではなく、宗教や文化、歴史の観点からもとても興味深い作品となっています。

見学には事前の予約が必要で、鑑賞できる時間も15分と限られています。サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会をめぐるツアーもあるので、「最後の晩餐」を一目みたい人はぜひ利用してみてください。



贅沢な大人の時間を楽しむ。本物の美と歴史に触れる旅

今回はイタリアの観光スポットの中から、イタリアの“美”を堪能できるおすすめのスポットをご紹介しました。どの場所もイタリア特有の歴史や文化、芸術が根付いており、唯一無二の場所です。中世に想いを馳せながらのんびりと街を散策したり、美術品をじっくり鑑賞したりと、少し贅沢な大人の時間のすごし方で、イタリアを堪能してください。